こんにちは、えるやんです。
家族でキャンプに行くことになったけど、ランタンの種類が多くてどれを選べばいいか迷ってしまう。
1個でいいと思っていたけど複数必要なの?など、わからないことが多いと思います。
キャンプ場の夜は基本的に外灯もなく真っ暗です。
その為、ランタンは食事の照明やテント内の明かりなど、キャンプには欠かせないアイテムです。
机上の明かりタイプから懐中電灯タイプまで様々なランタンが販売されています。
僕はキャンプを始めた当初、とりあえず雰囲気が良いという理由で欲しくて買ったオイルランタンとキャンプを始める前に雑貨屋で買っていたスマイルランタンだけでキャンプへ行き、とても暗い夜を過ごしたことがあります。
上記の様な経験を経て、今ではキャンプ歴5年以上で何種類ものランタンを利用してきました。
今回は初心者ファミリーキャンパーに向けた、
- ランタンの種類
- 選び方のポイント
- 必要な個数
- おすすめのランタン
をご紹介していきます。
僕の結論は利便性と安全性を重視してLEDランタンがおすすめです。
特にコールマンのマルチクアッドパネルランタンが1台3役でファミキャンの鉄板になっています。
おすすめランタンをいち早く知りたい方はこちらから→記事内リンク
僕はオイルランタンも1つ、炎の揺らぎがきれいなので雰囲気を出す為に持っていっています。
※ランタンポールにかけるなど、お子さんが不意に触れない様に工夫しましょう。
ファミリーキャンプ用ランタンの特徴と選び方ポイント
ファミリーキャンプ用のランタン選びで重要なのが、子どもに安全なこと、キャンプサイトやテント内がしっかり照らせることの2点です。
ランタンの種類について。
ランタンの主な種類は下記の4種類です。
- LED
- ガス
- オイル
- ガソリン
LEDランタン以外は可燃性の燃料を使うので、子供と一緒に行くキャンプでは万が一の火災や火傷のリスクがあるのでLEDのランタンをおすすめします。
それぞれの特徴を理解した上で利用しましょう。
おすすめのLEDランタンを中心に特徴を簡単にご紹介します。
LEDランタン
充電式と電池式があり、手軽に使えることから現在主流となっています。
危険な燃料を使うことがない為、ファミリーキャンパーに1番おすすめです。
メリット | デメリット |
---|---|
手軽に使える。 火傷の心配がない。 テント内でも安全に使える。 コンパクトでも明るい。 モバイルバッテリーとして使える製品もある。 色温度の選択ができるものがある。 | オシャレな製品が少ない。 昼白色のみの製品はサイトの雰囲気に合わない場合がある。 炎の独特の揺らぎがない。(再現されているものはあるが本物とは違う) |
という感じで、自分の気に入ったデザインの製品が見つかれば炎の揺らぎを除いてデメリットが無いんですよね。
お子さんが手に持って使うのにも火傷などの心配もなく安全に使えるので、迷ったら全てLEDランタンでいいと思います。
僕は雰囲気重視でオイルランタンを持っていますが、ファミキャンでの出番は少ないです。
おすすめのLEDランタンはこちらから→記事内リンク
ガスランタン
LEDほどではないですが、ガス缶を繋げばすぐに利用できるお手軽さがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
ガスを装着するだけで手軽に使える。 バーナーなどと燃料を共有できる。 | ガス代が高くコスパが悪い。 ガス漏れや火傷の心配がある。 マントルの取り付け交換が必要。 |
オイルランタン
これぞランタン、という形が多く大昔からあるアンティークな雰囲気のランタン。
ハリケーンランタンと呼ばれる形でその名の通り嵐でも火が消えないのが特徴の製品が主流。
メリット | デメリット |
---|---|
雰囲気がいい。 火持ちがいい。 虫除け効果のあるオイルもある。 | 光量が少ない。 芯の取り付け交換などの作業がいる。 オイルを別で持っていく必要がある。 |
ガソリンランタン
燃料代が安く、寒い場所でも安定した火力があります。
しかし、点火までにポンピングなどの作業があるので少し手間がかかります。
メリット | デメリット |
---|---|
光量がある。 燃料が安い。 寒い場所でも火力が安定している。 | ポンピングやプレヒートなど着火までが複雑。 マントルの取り付け交換が必要。 |
ということで、ランタンの種類ごとにメリット・デメリットをご紹介してきましたが下記にも表でまとめました。
ご参考にしてください。
何度も言いますが、扱いやすさはLEDが1番なので、LEDランタンをおすすめしています。
種類 | 燃料 | 明るさ | 点けやすさ | 火傷や火災リスク | テント内使用 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|
LED | 充電・乾電池 | ~2000lm | 簡単 スイッチON-OFF | 発熱ほぼなし | 扱いやすく初心者におすすめ。 | |
ガス | OD缶・CB缶 などガスボンベ | ~3000lm | 普通 ガス缶取付 マントル取付 | ガス缶を使う | 発熱ありコンロなどと燃料を共有できる。 | |
ガソリン | ホワイトガソリン レギュラーガソリン | ~3000lm | 少し面倒 マントル取付 ポンピング プレヒート | ガソリンを使う | 発熱あり扱いが難しい。 | |
オイル | パラフィンオイル 灯油 | ~500lm | 普通 オイル投入 芯出し | オイルを使う | 発熱あり雰囲気重視。 |
持っていく個数は何個?
ランタンをファミリーキャンプで持っていく時の個数は夫婦と子供1〜2人のファミキャンの場合だと合計4個あると便利です。
家族構成によっても変わりますが、必要に応じてサブランタンを増やすイメージで大丈夫です。
種類は
- 明るくサイト全体を照らすメインランタン1個(800~1000ルーメン以上)。
- テント内や暗い部分を補助的に照らしたりトイレや炊事場に行く際に使うサブランタン2個(100~400ルーメン程度)。
- 机の上を見やすく照らすテーブルランタン1個(100~400ルーメン程度)。
の合計4個。
おすすめのメインランタンでは上記を1個でまとめられる商品も紹介しています。
明るさはどの程度必要か?
メインランタンには800ルーメン~1000ルーメン以上あると快適です。
置く場所によっても照らされ方がかわってきます。メインランタンはなるべく上の方に設置しましょう。
ランタンポールがあると便利ですが、テントのポールに引っ掛けられるようにするアイテムも100均で売っています。
昔はW(ワット)表記が主流でしたが、現在はLEDランタンの普及とともにlm(ルーメン)での表記が主流となっています。
よく売っている家庭用電球の60ワット(W)=810ルーメン(lm)程度となります。
家庭なら2畳程度を照らす明るさです。
サブランタンの明るさは200〜500ルーメンが目安。
トイレや炊事場へ行く際に持っていくことができる小型の製品がオススメ。その他にはテント内を照らしたり、メインランタンでは足りない部分を照らしたり、取り回しやすいコンパクトな製品がおすすめ。
テーブルランタンは200ルーメン程度が目安。
雰囲気作りにおいたり、食卓を照らす目的で利用します。
サブランタンと併用するのもあり。
LEDランタン購入時のポイント
ファミリーキャンプにおすすめしているLEDランタンの購入時に注意するポイントをご紹介していきます。
充電式か電池式かを確認しよう。
LEDランタンにはバッテリーに充電して使用する充電式と、乾電池を利用する電池式のものがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、下記を参考に用途や好みに合わせて選択しましょう。
充電式
スマホなどと同じくコンセントからUSBで充電して繰り返し使えるタイプ。お手軽で経済的なのが魅力です。
モバイルバッテリーとして使える製品も多くあります。
充電端子のケーブルはUSB-TypeCがおすすめ。昨今のiPhoneにも採用さていて、持ち運ぶケーブルの量が少なくてすみます。
バッテリーは使用すると劣化していくので、使用可能時間が徐々に短くなっていきます。
メリット | デメリット |
---|---|
繰り返し使えて経済的 充電するだけで使える モバイルバッテリーとして使える製品が多い | バッテリーが劣化する 充電を忘れると使えない 連泊の場合バッテリー切れの可能性がある |
乾電池式
乾電池を入れればすぐに使えるので、充電による使えない時間がありません。
乾電池は100円均一やコンビニなど、どこでも手に入るのが魅力ですが、毎回購入しているとコストがかかってきます。
エネループなどの充電池を利用することで長期的にはお得に使えます。
災害や停電時など、万が一長期間電気が使えない環境でも電池があれば利用できるので防災グッズとしても優れています。
乾電池は交換のや廃棄する手間、液漏れなど扱う上では充電式より手間がかかると言えます。
メリット | デメリット |
---|---|
災害・停電時も乾電池があれば使える 乾電池はどこでも売っている 電池を交換すればすぐに使える | 電池の交換が必要 電池代がかかる 電池を放置すると液漏れする 電池を捨てる手間がかかる |
防水・防塵性能はあるか
キャンプで使うので突然の雨で壊れないように防水機能がついているか、また砂埃などの粉塵にどの程度耐えられるか、予め確認しておきましょう。
一般的な確認方法は、IP規格という防塵防水の国際規格を取得しているか、数値がいくつかを目安に購入することがおすすめです。
最低でも急な雨が降っても大丈夫なIPX4以上あると安心です。
IP規格は、最初の数字が防塵性能、2番目の数字が防水性能を示します。
下記ように数字が大きいほど高い防塵防水性能となっています。
性能 | 防塵性能 | 防水性能 |
---|---|---|
IP00 | 防塵性能なし | 防水性能なし |
IP11 | 50mm以上の粉塵から保護 | 垂直に落とした水滴から保護 |
IP22 | 12.5mm以上の粉塵から保護 | 15度の角度から水がかかっても保護 |
IP33 | 2.5mm以上の粉塵から保護 | 飛沫に対する保護 |
IP44 | 1mm以上の粉塵から保護 | 水の飛散から保護 |
IP55 | 粉塵が内部に侵入しない | 噴流水から保護 |
IP66 | 完全防塵 | 高力の噴流水から保護 |
IPX7 | デフォルト30分の水中照明可能 | |
IPX8 | 規定より長時間の水中浸水動作可能 |
IP規格を取得していなくても防水性能が付いているものもありますが安心して利用するならIP規格を取得しているものがおすすめです。
大きさはどの程度か
メインランタンで固定して動かさないものは別として、サブランタンはトイレや炊事場へ持ち出すことも多くあります。
あまり大きいとお子さんが持っていくのに苦労するので、サブランタンは持ち運びやすいコンパクトな製品がおすすめ。
モバイルバッテリーとして使えるか
サブ機能として必要に応じてモバイルバッテリーとして使えるかもチェックしておきましょう。
スマホのバッテリーがなくなった場合の充電手段として役立ちます。
光量調整ができるか
無段階式、段階式、どちらかで明るさを調整できるものがおすすめ。
キャンプ場やその時の雰囲気に合わせて光量を調整できるか購入前にチェックしておきましょう。
光の色温度が好みにあっているか
LEDランタンはLEDの特性上、白色に光る製品が多いです。
製品によってはオレンジがかった電球色や蛍光灯のような昼白色など物によって種類が違います。
自分の好みにあった色のランタンを選びましょう。
色温度の切り替えができる製品もあります。
メインランタンにおすすめのLEDランタン
ここではメインランタンにおすすめのランタンをLEDタイプ中心にご紹介します。
コールマン クアッドマルチパネルランタン
今回ファミキャン用メインランタンに1番おすすめしたい1品。
メインランタンとしてはもちろんサイドのパネルが4つに分かれ、それぞれをサブランタンとして使用できるスグレモノ。
これ1台あればメイン、サブ、テーブルと1台3役がこなせます。
乾電池式で単1が4本もしくは8本必要とコスト面では少々他に劣りますが、停電や災害時の防災グッズとしても心強いので予備の電池と一緒に保管しています。
乾電池式ながらモバイルバッテリー機能を備えているのも魅力。
4つのパネルを全てを外した状態でも本体はそこそこの明るさがあります。
最大800ルーメン、パネル1つ100ルーメン。防水性能:IPX4対応。
パネルにはスタンドにもなるハンドル付きで、テーブルに置いたり、テント内のランタンフックにひっかけたり、さらには懐中電灯のような使い方もできます。
4つもサイドパネルがあるので、家族それぞれが持ち歩くこともできます。
個人的に残念に感じたポイントは2つ
- 色温度が昼白色のみで他のランタンは暖色で揃えているので浮く
- 電池を含めた重量が約2.2kgとランタンの中では重い
いうところです。
色温度はフィルムを貼って改造しようかと計画中。
残念なポイントを差し置いても、ファミキャンで使うのに便利すぎるので愛用しています。
\通常カラーは赤色ですが、限定のオリーブカラーもあります!/
ルーメナー2
とにかく明るいランタンです。
コンパクトなサイズなのに最大1500ルーメンとかなりの光量。
調光、調色、光量変更可能でモバイルバッテリーにもなる、IP68の防塵防水と隙のない商品です。
その分外の製品より少しお高いのが難点でしょうか。
WAQ LEDランタン2
1650ルーメンとかなり明るく防水性能もばっちりでお手頃なLEDランタン。
ルーメナー2のジェネリック的な存在ですが、見た目の無骨さや使い勝手などは本家を凌駕する部分も多い商品です。
GENTOS LEDランタン
お手頃価格で高い光量が魅力のGENTOSシリーズ。
値段を抑えるためにかIP規格は取得していないですが、防塵防水製品が多くあります。
とにかく安くて明るい、性能もそこそこあるLEDランタンが欲しい方はこちらがおすすめ。
ゆるキャン△でも度々登場している人気アイテムです。
サブランタンにおすすめのLEDランタン
ゴールゼロ ライトハウス マイクロ フラッシュ
充電式、本体下部にUSB端子が付いているので電源ポートに直差しできる。
登場するやいなや、コンパクトランタン界のシェアを一気にかっさらっていったランタン。
しばらく買えない時期が続いていましたが、最近は安定してきています。
コンパクトで持ち運びやすい形状、豊富なサードパーティオプションもあり、ソロキャンプならこれ1つで事足りる光量や性能で人気を博しています。
ランタンポールやテント内で吊り下げるのに、ランタンシェードがあると、明るさが段違いです。
ベアボーンズビーコンランタン
オシャレランタンの代名詞となっているベアボーンズのランタン。
サブランタンでも使えるオシャレでカワイイ商品がこちら。
一時は人気で価格も高騰していましたが、最近は安くなってきています。
スマイルランタン
単4電池4本利用する小型ランタン。
よく雑貨屋さんでおいているので見かけた方も多いのではないでしょうか。
カラーや季節ごとのデザインなどバリエーションが豊富で集めて楽しいランタンです。
フック部分をお尻に付けることもできるので、テント内を照らす時にも便利です。
小ぶりでカワイイ見た目なので子供も喜んで使っています。
テーブルランタンにおすすめのLEDランタン
ベアボーンズ レイルロードランタン
見た目のオシャレな雰囲気と質感はLEDランタンの中では格がひとつ上。
レイルロードの名の通り、昔の鉄道会社で使われていたランタンを模したレトロ風ランタンになります。
オシャレランタンの大定番で人気の根強いアイテムです。
最近はスポーツ用品店で安売りしてることも割とあります。
ラドウェザーLEDランタン
レトロ風なLEDランタンで、底面の竹と持ち手の麻の天然素材がいい雰囲気を出しています。
調光可能で充電式、ただし充電端子はMicroUSBなので注意。モバイルバッテリーとしても使用可能です。
おそらくOEM製品で他のメーカーからもロゴが違うだけの商品が何個か出ています。
メーカーにこだわりがなければ現在1番安いこちらがおすすめです。
FunLogy Lantern
色温度、光量変更可能、USB-C端子での充電に対応。もちろんモバイルバッテリーとしても利用できる。
モダンな見た目で、自宅でのベッドサイドなどでも違和感なく利用できるデザイン。
取っ手部分はアイアンを利用していて、本体はシボ加工がされています。
先に紹介したラドウェザーランタンと似たようなスペックですがUSBがTypeCな分利便性は上。
まとめ
お気に入りのランタンは見つかりましたか?
家の中で飾っておいてもオシャレで防災にも役立つランタンのご紹介でした。
まずは必要な明るさのランタンを用意しましょう。
後は、自分のキャンプスタイルにあった商品やコスパを考えて選んでいくといいと思います。
僕は1台で複数役をこなせるコールマンのクアッドマルチパネルランタンに、見た目重視のランタンを気分で何個か持っていくスタイルで落ち着いています。
ぜひ自分好みのランタンを見つけてくださいね。
それでは、また!
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