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イワタニ「タフまる」徹底レビュー!アウトドア最強カセットコンロは家でも使えるのか。Jrや風丸との比較も

「タフまる」はイワタニが誇るアウトドア用カセットコンロ。アウトドアに似合う無骨なデザインと名前の通りタフな性能です。家庭でのコンロとして兼用できるという名目のもと妻の許しを得て購入してからずっと我が家の1軍キャンプギアに君臨しています。この記事では、タフまるの基本情報から実際の使い心地、注意点までを深掘りし、さらにイワタニの他のカセットコンロと比較やおすすめの使い方も紹介します。

目次

タフまるの基本情報

タフまるはその名の通りアウトドアで使うのにぴったりなタフなやつ。主な特徴とスペックは以下の通りです。

  • 空気は通しても、風は通さない「ダブル風防ユニット」
  • 風の影響で炎が消えにくい多孔式バーナー
  • 熱に強くて頑強なアルミダイカスト製スタンド
  • 耐荷重20kgでダッチオーブンOK
  • 専用キャリングケース付き
火力3.3kW(2800kcal/h)
耐荷重20kg
サイズ341×283×129mm
重量約2.4kg
カラーブラック・オリーブ
えるやん

風の強い山間部でも問題なく利用できて、大きめのダッチオーブンや鍋が使えるのでファミキャンでも重宝します。

タフまるの魅力

ここでは、先ほどの基本情報でも紹介したそれぞれの特徴などを深堀りしていきます。

風に強い設計

引用:岩谷産業

タフまる最大の特徴は「風防付き構造」です。風が強い場所でも安定して調理ができるよう、イワタニ独自の「ダブル防風ユニット」を採用。これにより、屋外調理でありがちな「火が消える」という問題を回避できます。

無数の穴から炎がでて風の影響を抑える仕様

また、炎も長さが短い、多孔式のバーナーを採用しているので風の影響をより受けにくくなっています。実際にふもとっぱらキャンプ場などの風の強い山間部でのキャンプで使用しましたが、普通のバーナーやコンロでは炎が消えるところがタフまるでは消えていません。

えるやん

小さな子供がいたり、強風で焚火ができない場面でも安全に調理ができます。

無骨で洗練されたデザイン

ダイヤル部分にはIwataniのプリント

デザインはシンプルかつ無骨で、アウトドアの雰囲気にぴったり。見た目のかっこよさだけでなく、耐久性も高く、アルミダイカスト製スタンドや風防付き五徳などの機能美があり、長く使い続けられる点が魅力です。

えるやん

ぶっちゃけ性能云々より見た目だけでも欲しくなる一品。

反対側はIwataniの成形文字
サイドは注意書きのシールがありましたが、剥がしています。
えるやん

注意書きのシールを剥がして、推しのブランドシールを貼ってカスタムしている方も多くいます。

耐荷重20kgの安心感

引用:岩谷産業

タフまるは耐荷重が20kgあるため、大型のダッチオーブンや重い鍋を使った料理にも対応可能。キャンプでの本格的な煮込み料理でも活躍します。

多孔式バーナーで強力な火力

風の影響を受けにくい多孔式バーナー

火力は最大3.3kW(2800kcal/h)で、アウトドアシーンでも十分な加熱能力を発揮。特に寒冷地や風が強い環境下での調理において、その火力の強さが活きます。

専用キャリングケース付き

オリーブにはベージュのケースが付属

付属のケースは本体がしっかり収まり、持ち運びや収納に便利です。ボクシーなデザインのケースなので車に積載する時にも邪魔にならずに収まります。後述しますが、おすすめオプションの五徳もケース内収まります。

えるやん

オリーブカラーのボディとベージュのケースの色合いがお気に入りです。

背面は低めの4つ脚がついていて地べたに置いても全てが地面につかない設計。

注意点と改善策

タフでマルチに使えるタフまるですが、デメリットが無いわけではありません。ここではいくつかの注意点と改善策をご紹介。

家庭での使用は高さがあるため注意

我が家はキャンプと家で兼用していますが風防が付いている特性上、普通のカセットコンロよ五徳の位置が約13cmと高い位置にきます。これにより、家庭のテーブルで使用する場合、鍋の位置が高くなりすぎてテーブルの高さと合わずに使いづらいと感じることがあります。

五徳の1番高いところで底から約13cm。

五徳の中心径が広い

五徳の間が約10cmと広いため、小さなケトルやホットサンドメーカーでは安定しない場合があります。我が家ではパール金属の五徳を追加で使用することで解決しました。しかも、タフまるのキャリングケースに収まるので持ち運びにも困りません。

パール金属のミニ五徳をセットすると小さい調理器具も置くことが可能
ケースに忍ばせておけるので持ち運びも気になりません
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屋外特化のため重量がやや重い

堅牢で安定感のあるのが魅力でうすが重さは約2.4kg。持ち運び可能な範囲ですが、軽量コンロを求める人にとっては少し重いかもしれません。車での移動がメインであれば特に問題はないでしょう。

冬キャンプでの注意点:カセットボンベの性能低下

タフまるを冬キャンプで使用する際に注意したいのが、カセットボンベの性能低下です。寒い環境ではボンベ内の液化ガスが気化しにくくなるため、火力が弱くなったり、最悪の場合、着火しないこともあります。温度が下がりにくいようにプレートがついていますが、着火時に温度が低すぎると火がつかないことも。

ボンベの温度低下防止プレート

対策:高性能なカセットガスを選ぶ

寒冷地や冬キャンプでは、通常のカセットガスではなく、低温下でも気化しやすいプロパン入りの高性能なカセットガスを使うのがおすすめです。僕はSOTOのパワーガスを利用しています。

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手軽な工夫:ボンベの保温

  • ガスボンベを使用前にポケットで温めたり、湯たんぽで軽く温めておくと着火しやすくなります。
  • 市販のカセットボンベカバーを使用すると、外気温の影響を軽減することができます。

4. 他のカセットコンロとの比較

タフまるの特徴をより深く理解するために、同じイワタニ製品の「タフまるJr」「風まる」、そしてスタイリッシュな「LUXE CAMP STOVE」と比較してみましょう。

製品名火力耐荷重特徴
タフまる3.3kW約20kg風防付きでアウトドア向け、重い鍋もOK
タフまるJr.2.3kW約10kg小型・軽量で持ち運びに優れる
風まる3.5kW約15kgコスパ重視で火力が高い、風防性能も良好
LUXE CAMP STOVE3.5kW約5kg高級感あるデザイン、屋内外どちらでも使いやすい

4-1. タフまる vs タフまるJr.

引用:岩谷産業

名前の通りタフまるの弟分的な存在の小型タイプ。通常のタフまるよりコンパクトで持ち運びやすい、五徳も火力もタフまるより小さいのでソロからデュオキャンで扱いやすいサイズになっています。カセットボンベが半分外にはみ出すデザインなのでケースの中にボンベと一緒には収納できないので注意が必要です。

共通点

  • どちらも風防付きでアウトドアに特化した設計。
  • 耐荷重が高く、ダッチオーブンや大鍋にも対応。

違い

  • サイズと重量:タフまるJrは、コンパクトで持ち運びやすいサイズ。重量も軽いため、ソロキャンプや軽装備を重視する人に向いています。
  • 火力:タフまるJrは火力が少し控えめ(2.9kW)ですが、実用性には十分。

4-2. タフまる vs 風まるⅢ

引用:岩谷産業

大きな違いは多孔式バーナーの採用の有無です。どちらもダブル風防ユニット搭載で風には強くなっていますが、風まるは多孔式の火口が採用されていない分、風の影響はタフまるより受けやすくなっています。ただし、最大火力は風まるに軍配が上がるので、風の無い状態での使用は風まるの方が早く加熱できます。

共通点

  • どちらも風防付きで風の強い環境に強い。
  • アウトドア向けの設計。

違い

  • 火力:風まるはタフまるよりも火力が強く(3.5kW)、調理スピードを重視する人には最適。
  • 耐荷重:風まるは耐荷重が約15kgとタフまるより低い。
  • 価格:風まるはリーズナブルで、コスパ重視の方におすすめ。

4-3. タフまる vs LUXE CAMP STOVE

引用:岩谷産業

元々はカセットフーシリーズのマーベラスという製品でしたが、イワタニのアウトドアブランドFORE WINDS(フォアウィンズ)ブランドへ統合されてLUXE CAMP STOVEという名前に変わりました。風防を兼ね備えたカバーとスタイリッシュな五徳を採用した高級感のあるカセットコンロになっています。

共通点

  • 屋内外どちらでも使用できる設計。
  • 火力が十分に強く、さまざまな調理に対応可能。

違い

  • デザイン:LUXE CAMP STOVEは高級感のあるスタイリッシュなデザインで、家庭のキッチンやダイニングテーブルにも映えます。
  • 価格:LUXE CAMP STOVEは他製品に比べて高価格帯。
  • 耐荷重:LUXE CAMP STOVEは耐荷重が低めで、重量のある調理器具には不向き。

どれを選ぶべき?

  • タフまる:風の強い環境や重い鍋を使った調理が多いキャンパー向け。
  • タフまるJr.:ソロキャンプや軽装備キャンプを好む人におすすめ。
  • 風まる:火力重視でコスパを求める方にぴったり。
  • LUXE CAMP STOVE:デザイン性や屋内使用を重視する方に最適。
えるやん

総合的にはタフまるの性能と価格のバランスが取れていると思います。コンパクトさを求める方はタフまるJrがベスト。

あると便利なオプション

ここではタフまるに限らず、イワタニのカセットフーシリーズで使えるおすすめのオプションをご紹介します。炭火や焚火が使いにくい時はかなり便利です。

焼肉プレート

タフまる+焼肉プレート

カセットコンロでも美味しい焼肉を食べられるアイテム。焼いた時の脂が水を張った内部に落ちることで煙の発生を抑えられる様になっています。ホットプレートではどうしてもベチャっとなってしまいますが、この焼肉プレートを使うと本格的な焼肉がカセットコンロ1つで簡単に楽しめます。

煙が少ない焼肉が楽しめる

たこ焼きプレート

たこ焼きプレートを使って明石焼き

電気式ではできない高火力で外カリッ中ふわっのたこ焼きが作れます。イワタニからはたこ焼き専用のカセットコンロを利用したたこ焼き器も出ていますが、このプレートがあれば既存のカセットコンロと合わせるだけで美味しいたこ焼きが作れます。

たこ焼き以外にもアヒージョやベビーカステラを作るのもおすすめ!

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網焼きプレート

遠赤輻射熱と水蒸気で七輪で焼いたような調理や炉端焼きが楽しめるアイテム、海鮮や焼き鳥などをじっくりふっくら焼き上げます。アミが交換できるので長く使い続けられます。

まとめ

タフまるは、アウトドアでの利便性や耐久性を重視したカセットコンロです。その高い火力と風防構造、そしてデザイン性の高さが多くのキャンパーに支持されています。家庭での使用には多少の工夫が必要ですが、アウトドアではその性能を存分に発揮します。記述した他の商品とも比較して購入検討してみてください。

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