災害時やキャンプなど、安全な水の確保が重要な場面で活躍する携帯浄水器。今回は、以前レビューした GreeShow GS-2801 の上位版である「GS-2809」をご提供いただきましたので、実際に使用してレビューしていきます。
最大のポイントは「ソーラー充電」と「手動ポンプ」の搭載です。バッテリーが切れても安心して使える設計になりました。
泥水も実際に飲んで、その浄水性能を検証しています。


GreeShow(グリーショウ)とは?
香港発祥の携帯浄水器ブランドで、「緑、溢れる」という願いを込めて、地球環境に悪影響を及ぼすペットボトルの削減など、地球環境を守る取り組みをコンセプトにしいる環境保護に力を入れているメーカーです。
リチウム電池駆動型携帯浄水器を世界で初めて作っていて、ワンタッチで川や湖の水も飲用可能にしてくれる製品が特徴。
えるやん充電式の浄水器のパイオニアメーカーということですね
GS-2809の主なスペック


ここでは実際に使う前に表記上のスペックを確認していきます。
今回のGS-2809は充電式のポータブル浄水器。コンパクトボディながら、高性能な浄水能力を備えています。
ろ過性能は0.01μmという超微細レベルで、大腸菌やコレラ菌などの細菌を99.9999%除去できるというスグレモノ。
ろ過流量は350〜700ml/分となっていて手動式の浄水器とは比べ物にならないスピードで浄水できます。
ろ材寿命は最大1,000L(もしくは使用開始から6か月)可能です。使い始めてから6か月ということで緊急時以外に試すのは勇気がいる商品なので、今回は僕が実際に使った感想をお伝えできればと思います。
5段階浄水システムの仕組み


この浄水器の心臓部ともいえるフィルターは、5つの段階に分かれて水を浄化します。
- ウルトラプレフィルターが大きな不純物や砂利を除去。
- KDFフィルターが鉄・鉛・ヒ素・硫黄など重金属の不純物を取り除きます。
- 活性炭フィルターで異臭のもとを取り除き、水の雑味を排除。
- PPコットンフィルターで微細な不純物を排除
- 最後にウルトラフィルターが最終的な不純物の効果的除去を行います。
この多層フィルターシステムにより、99.9999%の細菌や不純物を除去することが可能です。
デザインと使いやすさ


まずは全体のデザインをグルっと見ていきましょう。
前回レビューした同社の浄水器は円柱形でしたが、今回は長方形となり、ソーラーパネルが搭載されています。


本体側面はスイッチ類と充電端子、LEDライトが備わっています。
充電残量とソーラー充電を兼ね備えたインジケーターも搭載しているので、ソーラー充電ができているかの確認もちゃんとできます。



充電端子はもちろんUSB-C、流石に最近MicroUSBは淘汰されてきた印象。


反対側の側面には原水から水を吸い込むためのホースを差し込む口が1つのみ。




本体の上には、ろ過した水を排出する出口と、手動ポンプが搭載されています。



説明書を見なくてもパッと見てなんとなく使い方がわかるデザインは災害時など、誰が使用するかわからない時には良いですね


本体以外には
- USB-C充電ケーブル
- 外部フィルター
- 給水・排水ホース
- 専用収納ケース
- 取扱説明書(日本語対応)
- 防災ハンドブック
- その他リーフレット
が同梱されています。



必要なものが一式揃っているので、届いたその日から使用できます。
次はいよいよ実際に使用してみたレビューをお届けします。
実機レビュー:実際の使用感


普通の水での浄水実績は前回でお墨付きなので、今回は最初から泥水でスタート。
ちなみに、水道水は夏場のカルキ臭もニオイがなくなり飲みやすくなりました。
麦茶など色素が溶け込んでいるものは透明にはならず、薄い麦茶になるという感じでした。



水に溶け込んだ色素や塩分、化学物質はろ過できません。ろ過しても色が薄くなるだけです。そのため、麦茶のろ過はできません。
詳しくは↓


説明書には「淀んだ原水をしようすることはお勧めできません。」と記載がありますので自己責任です。



とはいえ災害時に最悪の自体を想定するならばこれくらいの水も飲めたほうが安心なのでテストします。
使い方はいたってシンプル。




まず外部フィルターを給水ホースにセットし、そのまま水源に投入します。


排水ホースを容器にセット(排水ホースは無くても可能)したら、電源ボタンを押すだけで浄水が開始されます。




ろ過流量が350〜700ml/分ということで30秒で500mlのペットボトル1本くらいをすぐにろ過できました。


普通に透明の水がでてきました。泥の具合か個人の具合か前回は土っぽいニオイが多少しましたが今回は気になるニオイは感じません。


それでは、コップにいれていただきます!






水道水とかわらない、むしろ夏場のカルキ臭い水道水よりウマいんじゃないかと思うレベルでろ過できていました。
泥水以外でも、開拓中の山に流れている農業用水や沢水でも試してみましたが、全く問題なし。




目に見えないだけで微細な菌なので身体が悪くなるのでは?と心配になる方もおられると思います。
先ほどまでの浄水した水を飲んで2週間ほど経っていますが、今のところ身体に異常はありません。
ただし、説明書には
- 自然水渓流や湧き水などは、よく環境状況を調べたうえでご利用ください。
- 工業排水や海水は決して使用しないでください。
- 淀んだ原水を使用することはお勧めできません。
とは記載があるので、この辺りは自己責任で・・・。



前回の浄水器も普段から山で愛用していて不調はないので、個人的にはかなり信頼しています。
動作音は低音強めのバイブ音という感じで、アウトドアでの利用であればクワイエットタイム以外では全く問題ないレベルでした。
伝わるかわかりませんが、浄水中の動画を以下にアップしています。
便利な機能や特徴


従来機からの大きな進化ポイント
今回の最大の進化は、ソーラー充電対応と手動ポンプ機能の搭載です。
電気がない場所でも太陽光で充電でき、さらにバッテリーが完全に切れても手動ポンプで浄水できるようになりました。



バッテリー駆動のみだと万が一の時に充電が切れていた場合は致命的なので手動ポンプは嬉しいポイント
付属のケースが優秀


本体もさることながら、付属のケースが考えられていてよかったです。
しっかりと厚みのある頑丈なケースの1面が透明になっていて、ケースに入れた状態でもソーラー充電が可能になっていました。



安全に持ち運びながらソーラー充電ができる、気の利いたケースでした。
LEDライト機能


高輝度LEDライトを搭載し、夜間の使用や緊急時の照明として活用できます。
SOSモード機能もあり、非常時の救助要請にも対応しています。
キャンパーならLEDライトは色々持ってそうですが、一般家庭の災害用としてあると嬉しいポイントです。
モバイルバッテリー機能
USB出力も可能なので、緊急時にはスマートフォンの充電ができます。ソーラーでも充電ができるので災害時の通信手段確保にも役立ちます。



バッテリー容量は2800mAhと、最近のスマホ1回分にも満たないので過信は禁物ですが、万が一に充電できるだけでも安心です。
良かったところ・気になったところ


実際に使ってみて感じた良い点と気になる点をまとめてみました。
良かったところ
充電のみの商品と比べると万が一充電が切れていた時のフォローができるこの商品は、充電式浄水器に求めるものを全部網羅しているんじゃないかなと思います。
- 電源の多様性:USB-C、ソーラー、手動ポンプの3つの動力源
- 高い浄水性能:0.01μmフィルターで99.9999%の除去率
- 多機能性:浄水器+LEDライト+モバイルバッテリー
- 実用的なケース:ソーラー充電が可能な透明面付きケース
気になったところ
正直特に不満はないのですが、あえてあげるとすれば
- 手動式と比べて携帯性が悪いところ
- 本体カラーの好みが分かれそう
というところくらいでしょうか。
手動式と比べれば大きいという程度で、家の中で邪魔になるほどの大きさでもないのですが。
カラーに関しては個人的にはもう少し落ち着いた色、アースカラーなど、最近のキャンパーが好きそうな色ならもっと良かったかなと思いました。
まとめ:防災用品として最適解


GreeShow GS-2809は、前機種から大きく進化した携帯浄水器です。
特にソーラー充電と手動ポンプの追加により、電源に関する不安が大幅に解消されました。
泥水や農業用水でも安全な飲料水に変える高い浄水性能、そして災害時に必要な多機能性を備えており、防災用品としては現時点で最適解の一つだと感じます。
ファミリーキャンプで家族分の水を家から持って行くとなるとかなりの積載量や重量になるので、現地調達ができればかなり軽量化ができます。
アウトドア好きの方はもちろん、家庭の防災対策を考えている方にも強くおすすめできる一品です。
いざという時の水の確保は生命に直結する重要な要素です。この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。





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