ファミリーキャンプは楽しいですが、「テントとタープ、2つも設営するのは正直しんどい」
妻は子ども(4歳・0歳)を見てくれているので、設営はパパの孤独な戦い。汗だくになりながら「もっと楽に、でも家族やグループで快適に過ごせるテントはないか…」と探していました。
そんな時に見つけたのが、DODのカマボコテント3Mです。今回は雨の日も雪の日も2年間ガッツリ使い倒した僕が、忖度なしでレビューします。
- ファミリーには最適解: テント+タープの手間から解放される。
- コスパ最強: この広さと機能で8万円以下は破格。
- オールシーズンOK: 真夏は前面メッシュ、真冬のストーブキャンプも快適。
- 注意点: 収納サイズ、重量が大きいのと、ポールの差し込みにはパワーが必要。

カマボコテント3Mの基本スペック

まずはカマボコテント3Mの基本的な仕様を解説します。 ご自身のキャンプスタイルや、愛車の積載量に合うかイメージしながらご覧ください。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ(組立時) | W300×D640×H195cm |
| サイズ(収納時) | W69×D35×H31cm |
| 重量 | 約19.5kg(付属品含む) |
| 定員 | 大人5名(寝室スペース) |
| 最低耐水圧 | 3000mm(フロア5000mm) |
| 付属品 | キャリーバッグ、リペアポール、ロープ16本、ペグ28本、インナーテント |
重量19.5kgは、正直かなり重いです。 しかし、その分スペックは本格派。
特筆すべきは、インナーテントが標準装備である点です。 他メーカーでは別売りの場合も多いですが、追加購入なしですぐに泊まれるのはお財布に優しく、非常に助かります。
えるやん付属品だけで始められるのはデカい!
2年間使い倒して実感した5つのメリット


2年間、メイン幕として使い続けて実感した「ここが最高!」というポイントをご紹介します。 特に「居住性の高さ」と「悪天候への強さ」は、一度味わうと他のテントに戻れません。
1. テント1張でリビング+寝室が完成


最大のメリットは、やはり「タープを張らなくていい」という手軽さです。 従来は「テント+タープ」の2つを設営し、位置調整に苦労していましたが、カマボコなら1つ建てるだけで完結します。
実際に友人家族とグループキャンプをした際、大人4人+子ども6人の計10人で使用しましたが、インナーテントを張ったままでもリビングスペースに全員座ることができました。
インナーテントを外せば、プラス4〜6人は入れる巨大シェルターになるため、3家族での宴会幕としても優秀です。
2. 設営工程がシンプルで迷わない


「こんなに大きいのに簡単?」と思われるかもしれませんが、構造自体は非常にシンプルです。
同じ長さのポールを4本通し、あとはパタパタと起こしていくだけ。複雑なフレームワークは一切ありません。
- 2人で設営: 慣れれば15分以内(初回でも30分)
- 1人で設営: 30分以内(無風時限定)
ただし、ポールの差し込みには少しコツ(というか力)がいります。これについては後述のデメリットで詳しく触れます。
3. 前後左右フルオープンで夏も快適


夏場はカマボコテントの真骨頂です。 全てのパネルをメッシュにできるため、巨大なスクリーンタープとして機能します。
夏の滋賀県のキャンプ場など、虫が多い環境でも「風は通すが虫は通さない」という快適な空間を作れます。
また、インナーテントの前後も開閉できるため、リビングを通らずに外に出られるのも地味ながら便利なポイントです。
4. 冬キャンプもおこもりスタイルで暖かく


※参考画像
スカート(地面との隙間を埋める布)が付いているため、冬場の冷気もしっかりシャットアウトしてくれます。
実際に12月の雪が降る中でキャンプをして、コロナの対流式石油ストーブを設置したところ、幕内はポカポカで快適そのものでした。
※幕内での火器使用はメーカー推奨外です。換気を徹底し、自己責任で行ってください



結露が発生しても、吊り下げ式のインナーテント内には影響がないため、シュラフが濡れる心配もありません。
5. 雨の日でも子どもが退屈しない


子連れキャンプで一番困るのが「雨の日」です。 しかし、カマボコテント3Mなら広いリビングスペースがあるため、子どもたちがテント内でおもちゃを広げたり、ゲームをしたりしても全く窮屈ではありません。



テント内やインナー内で遊ぶ子供を見守りながら大人は椅子に座ってゆっくりお酒を飲める。落ち着けるひとときです。
3. 正直に伝えるデメリットと注意点


もちろん、良い点ばかりではありません。 購入後に後悔しないよう、2年使って感じた「リアルな弱点」も包み隠さずお伝えします。
1. ポールを通すのに力が必要


設営自体は単純ですが、ポールをピンに差し込む際に少しパワーを要します。
慣れればそういうもの、となるのですがポールをグイッと曲げて穴に通すのに「これ、穴の位置1個間違えたかな?」と不安になるレベルで曲げる必要があります。



ポールの張りを調整するベルトも付いていますが、毎回緩めて、設営後にまた締める…という作業は正直面倒なので、僕は力技で押し込んでいます。
2. 想像以上に大きくて重い


重量19.5kgは、腰にくる重さです。 収納サイズも大きいため、愛車のデリカスターワゴンでも積み方を工夫しないと他のギアが載らなくなるほど場所を取ります。
上に積むのにも重たくて下の荷物が気になるし、下に置くとテントなのでバランスが取りづらいというジレンマ。



マンション住まいの方は、駐車場までの移動用にアウトドアワゴンが必須アイテムになるでしょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| タープ不要で設営時間を短縮できる 10人収容可能な圧倒的な居住性 夏のメッシュ、冬のスカートで年中快適 コスパが非常に高い | 重量が重く、積載を圧迫する 設営時にポールを曲げるのに力が要る 雨撤収後の乾燥メンテナンスが大変 |


4. 他の人気トンネル型テントとの比較


購入時によく比較されるライバル幕と比べてみました。
上位モデル「カマボーン」との違い


最近、DODから上位モデルとなる「カマボーン」が登場しました。 形状は似ていますが、スペックと価格が大きく異なります。
カマボーンとの比較表
| 項目 | カマボコテント3M | カマボーン (上位版) |
| 価格 | 79,640円 | 129,800円 |
| 組立サイズ | W300×D640×H195cm | W300×D620×H205cm |
| 収納サイズ | W69×D35×H31cm | W68×D32×H30cm |
| 重量 | 約19.5kg | 約17.4kg |
| 生地 | 150Dポリエステル | 75Dナイロン |
| 設営 | スリーブ式 (通す) | フック式 (吊るす) |
コスパと居住性のカマボコテント3M、設営お手軽でオシャレなカマボーンというところでしょうか。
カマボーンの両端は開閉ができず角度が急です。そのため、カマボコテント3Mと比べて居住性が低くなっているように思います。



僕は、価格差5万円で居住性が落ちるならカマボコテント3Mでいいかなと思います。
vs スノーピーク ランドロック


- 価格:約21万
- 強度: フレーム構造的にランドロックが上
- ブランド: 老舗日本メーカーの圧倒的な信頼感
「一生モノとして長く使いたい」「強風時の安心感が最優先」ならランドロック。 「コスパと手軽さ、広さを重視」ならカマボコです。
広さもカマボコテント3Mより少し大きいサイズです。
vs ノルディスク レイサ6


- 価格: 約21万円
- デザイン:おしゃれで風に強い形状
オシャレテントの代名詞のノルディスクで「サイト映えを最優先したい!」という方以外は、カマボコテント3Mで十分満足できるはずです。



ただし、最近はね崩れもしているので安ければあり


5. オプション品は本当に必要?本音の評価


DODからは豊富なオプションが販売されていますが、実際に使ってみて「本当に必要なのか?」をシビアに判定しました。
グランドシート&マットセット
【判定:あった方がいい】 これは購入をおすすめします。 専用設計なので、グランドシートはフックを引っ掛けるだけで設置完了。インナーマットもサイズがピッタリです。
ちなみに我が家では、この専用マットの上にさらにCAMDOORのインフレータブルマット(10cm・ダブルサイズ)を2枚敷いて寝ています。 正直、ここまでやると付属インナーマットの意味は薄れますが、グランドシート単体でも欲しいのでセット購入がベターです。
カマボコシールド(結露軽減シート)
【判定:正直いらないかも】 天井に被せるTC素材のシールドです。日除けや結露対策になるとされていますが、劇的な効果は感じられませんでした。
また、装着自体はバックルとベルクロで簡単なのですが、テントの背が高い(195cm)のが難点です。
身長170cmの私でも、片方を付けてから反対側にうまいこと投げないと届きません。 設営の手間も増えるため、私は最近使わなくなりました。
カマザシキ(お座敷シート)
【判定:スタイルによる】 私は持っていませんが、お座敷スタイルで楽しみたいならアリです。 インナーテントとシームレスに繋がるため、靴を脱いだまま広々と移動できます。
冬場におこもりスタイルで鍋をするなら重宝するでしょう。 ただ、汎用のシートやラグでも代用は可能です。
6. まとめ


最後に、カマボコテント3Mの総合評価です。
- ファミリーには最適解: テント+タープの手間から解放される。
- コスパ最強: この広さと機能で8万円以下は破格。
- オールシーズンOK: 真夏は前面メッシュ、真冬のストーブキャンプも快適。
- 注意点: 収納サイズ、重量が大きいのと、ポールの差し込みにはパワーが必要。
カマボコテント3Mがあれば、設営の疲れでイライラすることなく、家族と笑って過ごす時間が増えるはずです。 人気すぎて以前は抽選販売でしたが、現在は普通に購入できるようになりました。
浮いた予算で、良いシュラフや焚き火台を買い足すのも賢い選択だと思いますよ!








コメント