「家族でキャンプを始めたいけど、どんなテントを選べばいいの?」そんな初心者向けに、ファミリーキャンプで使いやすいテントを徹底解説します!テントは形や素材によって特徴が異なり、快適さが大きく変わります。
この記事では、素材の選び方から代表的なテントのタイプをわかりやすく紹介。家族で過ごしやすいテントを見つけましょう!


1. テント素材の違い:ポリエステル vs ポリコットン
テントで使われている素材は主に2種類、ポリエステルとポリコットンです。その違いを簡単に説明します。
ポリエステル

ポリエステルは、テントに1番多く採用されている素材です。軽量で速乾性があり、雨にも強いので天候を気にせず使えるのが大きなメリット。コンパクトに収納できるモデルが多く、ポリコットンに比べて価格も低めです。
どんな人におすすめ?
- 軽量でコンパクトなテントを探している人
- 手軽さやコスパを重視する人
- 雨の日も安心して使える素材がいい人
メリット | デメリット |
---|---|
軽量で持ち運びが楽 速乾性が高く、雨に強い 価格がリーズナブル | 夏場は内部が暑くなりやすい 火の粉で溶けやすい 雰囲気がやや人工的 |

ポリコットンと比べて軽量でコンパクト、価格も安いのが魅力!1張りにおすすめです。
ポリコットン(TC)


ポリコットンはコットンとポリエステルを混ぜた素材で、通気性と遮光性に優れています。夏場でも内部が涼しく、オールシーズン快適に使えるのが魅力です。生地が厚めで、クラシックな見た目が好きな方にはおすすめです。
どんな人におすすめ?
- 通気性が良く快適なテントが欲しい人
- テントの近くで焚火をしたい人
- 夏でも涼しく過ごしたい人
メリット | デメリット |
---|---|
火の粉で穴が空きにくい 遮光性が高く、夏場も涼しい 見た目がオシャレで雰囲気◎ | 重くて収納サイズが大きい 乾きにくく雨の日の撤収が大変 |



火に強いので、近くで焚火をするのにピッタリです。重くて収納サイズが大きいので設営撤収は苦労します。
テントの構造:シングルウォール vs ダブルウォール
テントにはシングルウォール(1枚構造)とダブルウォール(2重構造)の2種類があり、それぞれ特徴が違います。
ファミリーキャンプ用テントは基本的にインナーテントが付属しているダブルウォールになっています。
シングルウォール | ダブルウォール | |
---|---|---|
特徴 | 1枚の生地で構成されている | インナーテント+フライシートの2層構造 |
メリット | 軽量・設営が早い | 結露しにくく、雨・寒さに強い |
デメリット | 結露しやすい、通気性がやや低い | 少し重い&設営に時間がかかる |
向いてる人 | 冬キャンプ、登山・ソロ向け | ファミリーキャンプ、オールシーズン対応 |



ファミリーキャンプならダブルウォールのほうが快適!特に寒暖差のある時期は結露対策としてダブルウォールのほうが安心です。
2. テントの主な種類と特徴


テントにはいろいろなタイプがあり、それぞれ居住空間の広さや設営の簡単さ、見た目の雰囲気が異なります。
「家族4人で快適に過ごしたい」「設営が簡単なものがいい」など、自分たちのスタイルに合ったテントを選びましょう!
ここでは代表的な6つのテントタイプを詳しく解説します。
① ドーム型テント


ドーム型テントは自立する構造なので、ペグダウンなしでテントが立ち上がるのが特徴です。(風に飛ばされると危険な場合はペグダウンしましょう。)また、撤収時に底面が結露したときも裏返して干しやすく、撤収作業がしやすいのがポイント。反面、ファミリー向けの大きなテントになるとポールが長く、力が必要で設営が1人では難しい。
どんな人におすすめ?
- コンパクトで手軽なテントが欲しい人
- 撤収を簡単にしたい人
- 既にタープを持っている人
メリット | デメリット |
---|---|
自立する 撤収時の乾燥が楽 テント内が広い | 前室が無しor狭い 1人で組立にくい ポールを立てるのに少し力がいる |



個人的には登山やツーリングなどで使うソロ用というイメージ。
おすすめのドーム型テント
スノーピーク アメニティドームL
ファミリーキャンプの定番として長年愛されているドーム型テントです。6人まで宿泊できる広々とした空間は、家族みんなでゆったりと過ごすのに最適です。広めの前室もあるので、ちょっとしたリビングスペースにしたり、就寝前に道具をしまっておいたり靴を置くスペースとして使えます。また、ドーム型テントならではの設営のしやすさも魅力で、初心者でも比較的簡単に設営できます。さらに、スノーピークの品質基準を満たした高い耐久性も安心感を与えてくれます。
- 広めの前室:荷物や靴を置いて置ける
- 簡単設営で安心:初心者でも迷わない
- 高い品質で信頼:スノーピーク品質
② ツールームテント


ツールームテントは寝室スペースの他に大きなリビングスペースがあるため、家族でのんびり過ごすのにぴったりです。居住空間が広く、雨の日も快適。キャンプ場で過ごす時間を楽しみたい方に最適です。
どんな人におすすめ?
- 雨の日でも快適に過ごしたい人
- タープを設置したくない人
- 小さな子どもがいる家族
メリット | デメリット |
---|---|
リビングスペースが広い タープが不要 テント内が広い | 収納サイズが大きい 設営撤収に時間がかかる ポールを立てるのに少し力がいる |



ファミキャンの大定番。家族みんなで快適に過ごせるのでおすすめです。
コールマン タフスクリーン2ルームハウス
1人で設置可能なアシストクリップがついているので妻が子どもの面倒を見ている間に夫が1人で設営するということも可能。ツールームテントの特徴である広い寝室と広いリビングがあるコールマンのエントリー向けツールームテントです。光の透過を抑えたコールマン独自の技術「ダークルームテクノロジー」を採用したバージョンもあります。



コールマンのテントの特徴として、年次カラーや限定カラーなどがあるので要チェックです
- 1人で設営可能:アシストクリップで大型テントながら1人で設営可能
- お求めやすい価格:エントリーモデルながら機能充実
- 夏でも快適:ダークルームテクノロジー採用商品は夏でも快適に過ごせる
③ トンネル型テント


トンネル型テントはツールームテントの一種ですが、特にオススメなのでご紹介します。アーチ型の構造で、居住空間がとても広いのが特徴です。設営も見た目より簡単で、ツールームと似た機能性を持っています。連続したアーチ構造により高さが均一なので、家族みんなが快適に過ごせる広さが確保できます。
どんな人におすすめ?
- 高さが均一な広いテントを求める人
- 天候を気にせず快適にすごしたい人
- 居住空間の快適さを重視する人
メリット | デメリット |
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居住空間が広く、天井が高い タープ不要でリビング空間が広い 開放的なレイアウトが可能 比較的簡単に設置可能 | 収納サイズが大きい 通常のツールームと違いペグダウンが必要 ポールを立てるのに少し力がいる |



DODのカマボコテント3Mを使っています。開放的なリビングと寝室で、僕の中でファミリーテントの最適解です。


DOD カマボコテント3M
その名の通り、カマボコ型のユニークな形状が特徴の2ルームテントです。最大の特徴は、左右をギリギリまで立たせたデザインで広いリビングスペースと寝室スペースを確保している点です。リビングスペースは、大人10人ほどがくつろげる広大なスペースがあり、テーブルやチェアを置いてくつろいだり、雨の日でも室内で遊んだりできるほどの広さがあります。また、サイドウォールを巻き上げれば、開放的な空間を作ることも可能です。



一時期は入手が超困難でしたが最近は普通に購入できます。慣れれば1人で立てることも可能ですが、できれば2人いた方が楽です。
- ユニークな形状:カマボコ型のデザイン
- 広い空間:リビングと寝室を両立
- 簡単設営:初心者でも安心
専用のシートとグランドシートがあると撤収時が楽になり、寝室の快適性もあがります。
④ ワンポールテント(ティピーテント)


ワンポールテントは中央のポール1本で支える構造で、設営がとても簡単です。ティピー型やベル型のオシャレなデザインも魅力の一つ。ファミリーキャンプでもタープを組み合わせれば十分な居住性が確保できます。
どんな人におすすめ?
- オシャレなテントが欲しい人
- 設営の簡単さを重視する人
- タープを併用して自由なレイアウトを楽しみたい人
説明文
メリット | デメリット |
---|---|
設営がとても簡単 見た目がオシャレで映える 開放的なレイアウトが可能 比較的簡単に設置可能 | 中央のポールが邪魔になる場合がある ペグダウンの本数が多い 中央に向かって高くなる構造なのでテント端は狭い タープが別で必要 |



ポールを二股化したり、好きなタープを使えたりとアレンジ次第で色々楽しめます。
⑤ ツーポールテント


昔ながらのA型のデザインが特徴のツーポールテント。ポール2本で構造を支えるシンプルな設計で、ポールを追加してリビングを作ったりとアレンジが効きます。ワンポールテントよりアレンジが効いて、広い空間を確保できる商品が多くタープの代わりになる商品もあります。
どんな人におすすめ?
- 無骨なスタイルを楽しみたい人
- 広さと軽さを両立したい人
- アレンジを楽しみたい人
メリット | デメリット |
---|---|
比較的簡単に設営ができる レイアウトの自由度が高い 軽さと広さのバランスが良い | 左右のポールが邪魔になる場合がある ポールによってデッドスペースができる 大きなサイズはインナーが無いことが多い |



無骨なスタイルに憧れてソロ用のパップテントと大型のツーポールを使っていました。設営時間と空間効率のバラスが良いと感じます。


⑥ ロッジ型テント


ロッジ型テントは家のような四角い形が特徴で、広い居住空間と高さが魅力です。壁が垂直に近いので、テント内で立っても圧迫感がありません。ファミリーキャンプや長めの滞在に最適で、家具を持ち込んで部屋のように過ごせます。
どんな人におすすめ?
- ファミリーキャンプを部屋のように楽しみたい人
- 広くて高さのあるテントを探している人
- 家具を持ち込んでレイアウトを楽しみたい人
メリット | デメリット |
---|---|
簡単に設営ができる 広い室内空間 見た目がカワイイ | 重たい商品が多い 価格が高め 収納サイズが大きい |



カワイイ商品が多く、テントサイト全体をオシャレに飾りたい人におすすめ!慣れると意外と組み立てやすいのもポイント。
まとめ


テント選びはキャンプ体験の満足度を左右します。家族のスタイルに合ったテントを選べば、キャンプがさらに楽しく快適になります。まずは素材と基本構造を押さえて、自分にぴったりの1張りを見つけましょう!


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