「サウナアロマなんて、どれも同じ良い匂いでしょ?」
もしそう思っているなら、あなたはサウナ体験の半分も味わえていないかもしれません。
今回は、フィンランドのサウナブランド「rento(レント)」のアロマオイル6種を、実際にテントサウナで使ってみました。
滋賀県東近江市にあるキャンプ場「わなみんの森」を開拓している筆者が、rentoの白樺・ユーカリ・ベリー・ウィンタースパイス・タール、そして松の計6種類を実際に使い比べてみた正直なレビューをお届けします。
「白樺を買ったけど、次はどれを選べばいいの?」「松は香りが弱いって聞くけど本当?」という疑問を持っている方に向けて、香りの特徴や使い分け、さらに失敗しないブレンドの提案まで詳しく解説していきます。
結論から言うと、気分によって色々使うけど、やっぱり白樺に戻ってくる。でした。


rento(レント)サウナアロマとは?基本スペックと特徴

rentoはフィンランド語で「リラックス」を意味する、サウナの本場フィンランド発のサウナブランドです。ヘルシンキの高級デパートでも取り扱われており、本格的なサウナ体験を求める人たちから支持されています。
ヴィーガン対応&自然派成分

rentoのサウナセント(アロマ)は、特筆すべき点としてすべて植物性由来で作られています。
人工的な香料のキツさが少なく、ロウリュした瞬間に広がる香りが「自然そのもの」に近いのが特徴です。ボトルも再生プラスチックを使用しており、環境先進国フィンランドらしい配慮がなされています。
公式推奨の使い方は?

- 容量: 400ml(約20〜40回分)
- 成分: 水、変性アルコール、香料(精油含む)
- 推奨希釈率: 水5リットルに対してキャップ2〜4杯(約20〜40ml)
使い方はシンプルで、サウナバケツの水で希釈してサウナストーンにかけるだけ。ただし、種類によって香りの強さが全く違うため、公式推奨量はあくまで目安にしかなりません。
えるやん特に「松」や「ユーカリ」は、少し濃いめに作るのがポイントです。
購入前に知っておきたい:香りの強さと使用量の目安


実際に使ってみて分かったのは、種類によって香りの強さが全然違うということ。香りが弱いものは多めに使う必要があるため、結果的にコスパに影響します。購入前の参考として、香りの強さを率直にまとめました。
香りが強い=良い、ではありません。 控えめな香りが好きな人にはユーカリや松が合いますし、しっかり香らせたい人にはタールやウィンタースパイスが向いています。
香りの強さと使用量の目安(筆者体感)
| 順位 | 香り名 | 香りの強さ | 特徴・印象 |
| 1位 | タール (Tar) | ★★★★★ | 燻製・正露丸のような強烈なパンチ |
| 2位 | ウィンタースパイス | ★★★★★ | シナモン・生姜が濃厚に香る |
| 3位 | ベリー (Arctic Berry) | ★★★★☆ | 甘酸っぱさがしっかり広がる |
| 4位 | 白樺 (Birch) | ★★★☆☆ | 安定した強さ、森の清涼感 |
| 同率5位 | ユーカリ (Eucalyptus) | ★★☆☆☆ | 一瞬スッとするが、すぐに消える |
| 同率5位 | 松 (Arctic Pine) | ★★☆☆☆ | 繊細で揮発が早い、お香のような余韻 |
重要: 松とユーカリは公式推奨(5Lにキャップ3杯)では薄すぎます。5Lにキャップ5杯以上、あるいは水を3Lに減らして濃度を高めるなど、調整が必要です。これを知らないと「全然香らない!」とガッカリする可能性があります。
各香りの詳細レビュー:筆者おすすめ順


ここからは、実際に使ってみた6種類のアロマを筆者のおすすめ順で詳しくレビューしていきます。それぞれの香りの特徴、筆者が感じた印象、どんな人におすすめかを正直に書いていきます。



検証用にボウルや鍋も使いましたが、ニオイがしばらく取れなかったのでおすすめしません・・・。


白樺(バーチ)|やっぱりこれが一番安定する


白樺はrentoの中でも定番中の定番で、フィンランドサウナの代名詞とも言える香りです。
実際に使ってみると、新鮮な森の朝のような清々しさがあって、「これぞサウナ!」という安心感があります。
香りの強さはちょうど良く、強すぎず弱すぎずのバランスが取れています。



いろいろな香りを試してみましたが、結局白樺に戻ってきます。
慣れもあるとは思いますが、飽きのこない香りだと感じます。
初めてサウナアロマやrentoを買う人には間違いなく白樺をおすすめします。
万人受けする香りですし、デイサウナでも夜サウナでも使いやすい。
家族や友人とサウナを楽しむ時も、白樺なら誰からも文句が出ないはずです。
| おすすめの人 | 使用シーン |
|---|---|
| 初めてrentoを買う人 安定した香りが欲しい人 万人受けする香りを探している人 | デイサウナ 家族や友人とのサウナ オールシーズン |
ウィンタースパイス(ジンジャーブレッド)|冬の夜にぴったりの温かい香り


ウィンタースパイスは、名前の通り冬にぴったりの甘くスパイシーな香りです。ほのかに甘さもあって、ジンジャーというかシナモンというか、唐辛子のような香辛料の雰囲気があります。クリスマスのジンジャークッキーを思わせる、どこか心温まる香りです。
香りの強さはしっかりあって、タールと並んで今回試した中では一番強く感じました。でも強すぎて嫌な感じはなく、むしろ「暖まる匂い」という感じで心地よいです。
妻もこれが一番良いと言っていたので、女性にも好まれる香りだと思います。冬のキャンプ場でこれを使うと、雰囲気がめちゃくちゃ良くなります。



雪の中でテントサウナに入って、ウィンタースパイスの香りに包まれる…最高です。
ウィンタースパイスというだけあって検証した1月(冬)にとても合う香りでした。
| おすすめの人 | 使用シーン |
|---|---|
| 温かみのある香りが欲しい人 スパイシーな香りが好きな人 冬サウナを楽しみたい人 | 寒い時期のキャンプ 冬の夜サウナ |
タール(Terva)|大人の夜サウナ向けの玄人好み


タールはウイスキーみたいな匂いで、スモーキーで独特な香りです。人によっては「正露丸っぽい」と感じるかもしれません。ウイスキーのラフロイグを正露丸って言う人がいますが、まさにあの感じです。好みが分かれるのは間違いありません。



個人的には、暗い中でほのかな明かりの中で嗅ぎたい香りだなと思いました。ウイスキーバーのような大人の雰囲気があり、夜サウナに最適です。
香りの強さはウィンタースパイスと同じくらいしっかりあります。スモークサウナのキャビンを思わせる本格的な香りなので、フィンランドの伝統的なサウナ体験を求める人には刺さるはずです。
おすすめの人: 本格的なフィンランドサウナを体験したい人、スモーキーな香りが好きな人、玄人向けの香りを探している人
| おすすめの人 | 使用シーン |
|---|---|
| 本格的なフィンランドサウナを体験したい人 スモーキーな香りが好きな人 玄人向けの香りを探している人 | 大人だけの夜サウナ ウイスキー片手にととのいたい時 雰囲気重視のサウナ |
ベリー(アークティックベリー)|甘めで好みが分かれる


ベリーはブルーベリーみたいな雰囲気の甘い香りです。フルーツにあまり詳しくないので適切な例えが難しいんですが、フレッシュなベリー系の甘さがあります。
香りの強さは普通くらいで、白樺と同じかそれ以上にしっかり香ります。女性受けはしそうだなと感じましたが、サウナで使うにはどうかなというのが正直なところ。



熱い中で甘い香りをどう感じるかは好みが分かれそう。
僕は正直あまり好みではなかった。
実際に妻にも嗅いでもらったんですが、妻はウィンタースパイスの方が良いと言っていました。ベリーの甘さよりも、スパイシーな温かみのある香りの方が好みだったようです。
個人的には、夏の爽やかなサウナや、女性が多いシーンで使うならアリかなと思います。ただ、男だけのサウナだとちょっと甘すぎるかもしれません。
| おすすめの人 | 使用シーン |
|---|---|
| フルーティーな香りが好きな人 女性が多いサウナ | 女性とのサウナ サウナの締めくくり |
ユーカリ・松(アークティックパイン)|人気はあるけど香りが弱すぎる


ユーカリと松、どちらも本国フィンランドでは人気のある香りなんですが、正直なところどちらも香りが弱すぎます。
ユーカリはフィンランドで人気No.1と言われているアロマですが、清涼感のある植物のスッとした匂いが「ほんのり」するレベル。松も同様で、「ほんのり松の香り」がする程度です。
どちらも「あー、確かに、よく匂いを嗅いだらわかる」という感じで、香りの強さが物足りない。公式推奨の希釈率(水5リットルに対してキャップ3杯)だと、正直弱すぎて満足できませんでした。



ユーカリに関してはそもそも本物の香りを知らないのですが。
ただ、これは好みの問題でもあって、ガツンと来る香りが苦手な人にはちょうどいいかもしれません。「控えめな香りが好き」「強い香りは苦手」という人なら、ユーカリや松が合うでしょう。
個人的には、今回試した6種類の中では同率5位で最下位の評価です。悪いわけではないんですが、もっと香りがしっかりしていたら良かったなと思います。
| おすすめの人 | 使用シーン |
|---|---|
| 控えめな香りが好きな人 強い香りが苦手な人 スッとする匂いが好きな人 | 朝サウナ さっぱりしたい時 瞑想したい時 |
rento公式も推奨:実際に試したブレンドテクニック


rentoは公式サイトで「複数のサウナセントを混ぜて試すこともできます」と明記しており、ブレンドを推奨しています。実際に試してみて良かったブレンドを紹介します。
タール × ウィンタースパイス = 「大人の冬夜」
個性の強い2つですが、混ぜると「ほんのり甘いスパイスの香り&スモーキー」タールの野性味をスパイスの甘さが中和し、非常にリッチな空間になりました。



ブレンドする時は、それぞれのアロマの量を調整しながら試すのがおすすめです。
最初は少なめに入れて、香りを確認しながら足していくといいでしょう。タール多めだとスモーキーさが強くなり、ウィンタースパイス多めだと甘さが出てきます。
白樺 × ユーカリ = 「清涼感アップ」
1つだけでは頼りないユーカリも、白樺と混ぜることで清涼感をブーストしてくれました。
白樺の香りが鼻を抜けると同時に、ユーカリの少しハッカの様なスッとする爽快な感じがプラスされます。



夏場のサウナなんかによく合いそうな組み合わせです。
他にも、香りが控えめなユーカリや松を他の香りと混ぜたり、白樺とベリーで爽やかさを出したり、いろいろな組み合わせが楽しめそうです。ブレンドは公式も推奨しているので、ぜひ自分だけのオリジナルブレンドを試してみてください。
使ってみて気づいた注意点など


実際に運用してみて分かった、カタログには載っていない注意点です。
分離問題:rentoのボトルは、静置しておくと成分が分離します。使用前にはよく振ってください。振らずに使うと、上澄みだけ使ってしまいます。
希釈のルール:松とユーカリに関しては、公式推奨(5Lにキャップ3杯)では薄すぎます。「5Lにキャップ5杯」、あるいは水3Lにして濃度を高めるなど、調整が必要です。
火気厳禁:成分に変性アルコールが含まれているため、原液を直接熱い石にかけると発火のリスクがあります。必ず水で薄めてから使用してください。
テントへの残り香:白樺を使った後にベリーやウィンタースパイスを使っても、特に違和感はありませんでした。むしろ微妙に混ざって、それはそれで面白い香りになったりします。
サウナが終わった後、テント自体にほんのり香りが残っています。部屋干しした時に家全体がアロマの香りに包まれて、むしろ癒やしになりました。
シーン別おすすめの選び方


どの香りを選ぶか迷っている人のために、シーン別のおすすめをまとめました。
初めてrentoを買うなら: 白樺がおすすめです。万人受けする香りで、どんなシーンでも使いやすい安定感があります。迷ったらとりあえず白樺を買っておけば間違いありません。
リフレッシュしたい時: ユーカリや松が良いでしょう。清涼感のあるスッとした香りで、朝サウナや気分転換したい時にぴったりです。ただし香りは弱めなので、濃いめに使うのがコツです。
女性や家族と楽しむなら: ベリーが無難です。フルーティーで甘い香りは女性受けが良く、万人向けの雰囲気があります。
冬のキャンプサウナ: ウィンタースパイスが最高です。スパイシーで温かみのある香りが、冬のサウナ体験をより特別なものにしてくれます。
大人の夜サウナ: タールがおすすめです。スモーキーで本格的な香りは、大人だけのサウナ時間にぴったり。ウイスキー好きならハマるはずです。
まとめ:6本あるとサウナ体験はどう変わる?


rentoのサウナアロマ6種類を実際に使ってみた結果、それぞれに個性があって面白いですが、やっぱり白樺が安定して好きだという結論になりました。慣れもあるとは思いますが、バランスの良さと使いやすさは抜群です。
ただ、シーンによって使い分けると、サウナ体験がもっと豊かになります。冬ならウィンタースパイス、大人の雰囲気ならタール、万人向けなら白樺、という感じで選ぶといいでしょう。
6種類を揃えることで、サウナは単なる「熱い部屋」から、気分に合わせて演出できる「ステージ」に変わります。
- 朝、シャキッとしたい時 → 松 or ユーカリ
- スタンダードに癒やされたい時 → 白樺
- 夜、深く沈み込みたい時 → タール
- 冬の寒さを楽しみたい時 → ウィンタースパイス
- 最後のご褒美 → ベリー
僕が開拓しているキャンプ場「わなみんの森」でも、これらのアロマを使ったテントサウナ体験ができますので、興味がある方はぜひ遊びに来てください。



雪の降る森で、ウィンタースパイスやタールの香りを試す体験は格別ですよ。
なお、今回はシトラスが市場在庫不足で高騰していたため試せませんでしたが、落ち着いたら追加でレビューする予定です。












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