こんにちは、えるやんです。
今では当たり前になったドラレコやナビ。中古車だと付いていなかったり、付いていても古くて使いづらいということありますよね。PORMIDO PRD62はディスプレイオーディオ、ドライブレコーダー、バックモニターの機能を一体化した理想の商品でした。今回はPORMIDO PRD62を30年以上前の車デリカスターワゴンに付けてからしばらく経ったので、使い勝手や特徴、注意点などを徹底レビューしたいと思います。

PORMIDO PRD62とは?

PORMIDO PRD62は、古い車やナビがない車に最新の便利機能を追加できる、据え置き型のディスプレイオーディオ兼ドラレコです。この製品の特徴を詳しく見てみましょう。
- 10.26インチIPS液晶タッチパネル
今風の横長の大画面で、映像も鮮明。もちろんタッチ操作可能です。 - 無線でApple CarPlay・Android Auto対応
スマホと無線で接続し、Googleマップや音楽アプリを大画面で利用可能。配線の煩わしさがありません。 - Miracast対応
スマホの画面をミラーリングして表示可能。
※PixelなどMiracastではないミラーリング方式のスマホでは使えません。 - 前後同時録画機能
SONY IMX307センサー搭載で、前後カメラがフルHD画質で録画可能。昼夜問わず鮮明な映像を記録します。 - 駐車監視対応
別売りの駐車監視用電源ケーブルを使えば、駐車中の録画が可能。 - Bluetooth&FM電波送信対応
ラジオしかない車でも車のスピーカーから音が出力できる。 - USBから音楽や動画を再生可能
スマホを接続しなくても動画や音楽が楽しめる - Linuxベースの独自OS採用
起動後、カメラ、CarPlay/Android Auto、Miracastの画面が選べる分かりやすい設計。

この1台でディスプレイオーディオ、バックモニター、ドライブレコーダーを兼ね備えています。
この製品を選んだ理由
無線接続でCarplay&AndroidAuto対応


僕はAndroidユーザーなのですが、AndroidAutoの無線接続がマストの条件でした。車に乗るたびにケーブルを接続するのは煩わしいので絶対に避けたかったポイント。
フロントカメラ別体




横長ディスプレイの似たような製品もあるのですが、フロントカメラが本体に直接ついているものがほとんどです。本体にカメラが直付けの場合、配線が無いので設置が簡単ですが、ダッシュボードの形状によってはカメラが前面をきちんと映せない場合があります。また、本体を運転席側など、好きな方向に向けてもカメラの録画に影響がありません。
バック連動カメラ機能付き


古い車なのでバックカメラは当然付いておらず、安全性の利便性の為に、バックカメラが欲しいと思っていました。ドラレコの視点ではなく、バックの時は専用の視点になる機能がついていて、車幅のガイドラインも設定できるので便利です。
設置位置と視認性の良さ


10.26インチの大画面が純正ナビ並みに見やすく、運転中の視線移動も少なくて済みます。古い車の場合、ナビやオーディオを取り付ける位置が下の方にあったり、運転席から離れていることが多く視認性が悪いです。ダッシュボード上に設置するタイプなので今風のナビっぽい見た目になります。



バックミラー型も検討はしていたのですが、視認性や操作性の面からPRD62を選びました。
【ディスプレイオーディオ】【バックモニター】【ドラレコ】3つの機能がこれ1つに集約されています。似たような製品もAmazonなどで色々あるんですが、希望する機能を全て備えているのはPORMIDOのPRD62だけでした。
取り付けについて


取り付けは車屋さんにお願いしましたが、接続はシガーソケットから電源を取るのが基本で、その他のドラレコと大きくかわりません。駐車録画監視キットを追加すれば、シガーソケットから電源を取らずに配線を内部に隠せます。



そのことを後から知ったので、ヒューズからシガーソケット電源を取るキットを余分に用意してしまいました・・・。
ちなみに、デリカスターワゴンではバックカメラの配線が標準の6mでは足りなかったため、オプションの10mケーブルを追加で購入しています。ハイエースやミニバンだと足りない可能性がありますね。
ダッシュボードには付属の台座でしっかり固定。台座は曲面にも対応しているため、よほどの曲面でなければ台座の設置スペースがあれば取り付けが可能です。
実際に使ってみた感想
スマホ連携の快適さ


Apple CarPlayやAndroid Autoをワイヤレスで接続できるのでめちゃくちゃ便利。ケーブルを挿す必要がある製品が多い中で、エンジン始動と同時にポケットにスマホを入れていても起動してくれるので煩わしさが一切ありません。
以前まではスマホのGoogleマップを利用して移動していて、今回初めてAndroid Autoを利用しました。運転に特化された仕様で、使えるアプリはAndroidAuto対応のもの限定にはなりますが、大画面でGoogleマップを使えたり、Spotifyなどの音楽アプリを専用の画面で操作できるため、最新の車に乗っているような感覚を得られます。



スマホで行き先を調べてそのままGoogleMapにコピペすれば車のナビ画面が表示されるのでとても便利。マイマップなどを活用して営業先をリスト化して訪問するなども素早くできました。
ドライブレコーダーとしての性能
SONY IMX307センサー搭載でFullHD 1080Pかつ前後の同時録画が可能です。実際の映像でも前後とも視認性が良く、夜でも相手のナンバープレートがしっかり見えます。リアカメラは無段階最大2倍のズーム機能があるので普通のバックミラーと同様の距離感に映像を調整することもできます。
衝撃感知機能があるので、万が一の事故や急ブレーキなどで衝撃を検知した場合、自動で上書きされないイベント録画としてロックされます。オプションの駐車監視ケーブルを使えば最大72時間の常時録画にも対応。
下は夜間のフロントカメラの映像です。ちゃんとした編集ソフトがなかったのでモザイクが雑ですが、ナンバーは夜間でもハッキリ見えました。
夜間のリアカメラ画もナンバープートがはっきり映っていたので安心です。



取付位置の問題で上の方があまり映らないので場所の変更を検討中・・・
バックミラー・バックカメラとしての性能


バックカメラの映像は、バック専用に画角を調整が可能です。バック時だけカメラの角度を下向きに設定することができるので、下の方までしっかり見えます。スワイプをして前後の映像を切り替える他に、前後同時に映すことも可能です。
ミラーリング機能
MiracastやAirplayを使ったミラーリングも便利です。YoutubeなどのCarplayやAndroidAutoに非対応のアプリもミラーリングでスマホの画面を映せば大画面で楽しむことが可能。ほとんどのAndroid端末でMiracastには対応しているのですが、Pixelなど一部の機種では非対応なところは注意が必要です。



僕はPixelを使っていたのでMiracast非対応でアテが外れました。スマホの画面を見るのにPRD62とは別にワイヤレス充電対応でクーラー付きのスマホスタンドを取り付けました。
気になる点・改善ポイント


- 照度センサー非搭載
夜間モードの切り替えは時間指定のみ。トンネルなどの暗所で自動的に画面が暗くなる機能があればさらに良かった。 - 振動による軋み音
台座と本体の接続がボールジョイント式のため、振動で軋み音が発生する場合があります。 - 運転支援機能がない
ミラー一体型ドラレコにはブラインドスポットモニタや前後の車感知機能などがついているものもありますが、こちらの製品はそういう運転支援機能はありません。 - 内蔵スピーカーの質は高くない
FMやBluetoothの接続を前提にしていると思いますが、音楽や動画を楽しむには心もとないスピーカーです。システム音声やナビの音声案内を聞く程度に考えておいたほうがいいです。
ディスプレイオーディオ機能がいらないならミラー型の運転支援機能が付いている以下のドラレコにしたと思います。
総合評価
PORMIDO(ポーミド) PRD62は、古い車や商用車、ナビがない車両に最適な製品です。特に、Apple CarPlayやAndroid Autoを無線で利用したい方には非常におすすめできます。ドラレコとディスプレイオーディオが一体化した製品は少なく、PORMIDO(ポーミド) PRD62はその中でも際立った性能を持っています。
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