家族でキャンプを始めたいけど、道具を揃えるのに結構なお金がかかる…と悩んでいませんか?特にファミリーキャンプは、テント・タープだけでなく家族分のチェアやシュラフ(寝袋)など必要なものが多く、費用がかさみがち。でも、選び方を工夫すれば、低コストで快適にキャンプデビューできます!
今回は、できるだけ安くて実用的な道具を厳選し、コスパ良くキャンプを楽しめる方法を紹介します!

1. 低コストで揃える必須キャンプ道具

1.1 テント|コスパ最強のモデルを選ぶ

ファミリーキャンプなら断然2ルームテントがおすすめ!
2ルームテントは、寝室とリビングスペースが一体化していて、テント+タープを別々に準備する必要がありません。筆者自身、最初はワンポールテント+タープで始めましたが、テントとタープを両方設営する手間や、キャンプ場でテントとタープにそれぞれ料金がかかるケースもあるため、今は広々したリビングが確保できるトンネル型の2ルームテントに落ち着きました。

トンネル型は背が高くて、ほぼ全面をオープンにできるので開放感があります。
一方で、タープを単独で使う機会が多いなら、ワンタッチテントやワンポールテント+タープの組み合わせもアリです。ただし、手間やコストを考えると、最初は2ルームテントを選ぶと失敗しにくいでしょう。





テントとタープが1張りずつ別々に料金のかかるキャンプ場もあるので、2ルームはその点でもお得です。
我が家の初キャンプは、福袋で購入したロゴスのテントと、ありもののタープやBBQ用品を利用したものでした。


おすすめのテント(低コスト&実用的)
FIELDOOR トンネルテント620


人気のトンネルタイプの2ルームテントがグランドシート付きでこの価格。開放的なリビング空間を作れて、寝室空間も広々。僕は別のメーカーのトンネル型テントをメインで使っていますが、テント内の広さ、ほぼ全面を開け閉めできる自由度の高さで夏も冬も手放せません。
- 空間効率が良い
- レイアウトの自由度が高い
- ポール4本で設置が楽
DODワンポールテントM


ペグを地面に打ち付けて、ポール1本立てれば完成するのがワンポールテントです。これぞテントというオシャレな形で、僕の初めてのテントもワンポールでした。タープと連結すれば広々としたリビングを作れます、DODはタープと連結できるトンガリハットというアイテムも出しています。
- ポールが1本で設置が簡単
- タープ次第でどんなリビングも作れる
- フライシートのみでシェルターとしても利用可能
ayamaya ポップアップテント
ポールの組み立てやテントに通す作業がいらない、ポップアップテント。袋から取り出して約1分で組立が完了するので、設置のわずらわしさが一切なし。キャンプだけではなく公園にももっていけるレベルの気軽さ。ただし、収納時はクセがあるので公式の動画を参照してください。
- 投げて整えるだけ、組立1分でキャンプを満喫できる
- 簡単設営なのに広い空間


1.2 シュラフ(寝袋)|コスパ重視なら化学繊維製を!


軽くて温かいダウン素材のシュラフ(寝袋)は高価なものが多い。一方、化学繊維シュラフはダウンより重く、収納時のサイズは大きいが、価格が安く、洗濯機で洗えるというメリットがある。ファミリーキャンプでは取り扱いの簡単さが重要なので、化学繊維シュラフが最適。
家族分のシュラフを揃えると結構な金額になるので価格は抑えたいポイントです。自宅の布団を持っていくのも手です。寒い時期は温かい服装にしたり、湯たんぽや電気毛布を使うことでシュラフの性能に依存せず眠れます。



11月末の寒い時期に下限温度6度の薄めのシュラフ+切る毛布+湯たんぽで乗り切ったことも。工夫次第でなんとかなりますが、寒さは命にかかわるので油断大敵。
CAMDOOR 多機能 シュラフ
内側の素材がサラっとしていて気持ちいい。通常のマミー型シュラフより少し大きめで中でも動きがとれる余裕があります。この値段と品質なら文句なし。



妻と息子がメインで使っている寝袋です。12月末の雪がチラつくキャンプでも使用できました。実際の耐寒温度は0度はいかないかなという感じ。
- 寝返りが打ちやすい大きめタイプ
- 内側がサラッとしていて肌触りが良い
- ショルダーウォーマー付きで熱が逃げにくい
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 寝袋 シュラフ 【最低使用温度7度】
安心の日本メーカー老舗キャプテンスタッグの封筒型シュラフ。春先や初秋でも防寒を工夫すれば使えます。
1.3 マットで快適な睡眠環境|底冷え対策がカギ!


シュラフも大事ですが、キャンプ場では地面からの冷気が直接伝わるため、寒い時期は底冷え対策が超重要です。いくら高性能なシュラフでも底面は自分の体重がかかり、中綿が潰れて保温性能が落ちます。ファミリーキャンプでは寝心地を快適にして、地面からの空気を遮断するクッション性のあるマットがおすすめです。コットで寝るという選択肢もありますが、家族分用意するのが大変なのと、子どもと離れて寝ることになるのでファミキャンではマットをおすすめします。



素材の他にもテントのサイズや利用人数に合わせて選ぶ必要があります。
マット選びのポイント
- サイズ選びが重要
- シングルサイズなら個別に使いやすい。
- ダブルサイズは家族向けに最適。
- 連結可能なマットなら、必要に応じて組み合わせて使用可能。



子ども2人が大きくなったらダブルが2枚いりそうです。
- 素材の違い
- EVAフォームマット → 設置撤収が簡単。折り畳めるのでゴザにしたり枕にしたり汎用性は高い。
- エアーマット → 収納性に優れ、コンパクトに持ち運べるが、インフレータブルに比べると寝心地が劣る。
- インフレータブルマット→エアーとウレタンのハイブリッド。寝心地は1番いいが、価格が高め。



少し価格は高めですが、インフレータブルマットが寝心地がよく、家族も喜ぶのでおすすめです。
- 厚みとクッション性
- 3cm以下 → 軽量でコンパクトだが、快適性は低め。
- 5cm~9cm → 厚みが増し、地面の凸凹を感じにくく快適。
- 10cm以上 → ベッド並みの快適性だが、収納が大きくなる。
- その他のポイント
- バルブの種類 → 自動膨張式(インフレータブル)が便利。
- 防水性・耐久性 → 湿気に強い素材を選ぶと長持ちする。
- 収納サイズ → 車の積載スペースと相談して決める。
CAMDOOR インフレータブルマット10cmダブル
寝袋に続いてCAMDOORの製品。この規格の商品は2万円半ば~が一般的な価格ですが、ダントツで安いので購入しました。シーツがついていなかったりバルブの形状が安価なタイプだったりしますが、問題なく快適に使えています。購入時期はクーポンで5000円オフのタイミング、だいたいクーポン出ています。
- 同レベルの商品では破格
- 真冬でも安定した保温性
- 10cm厚で快適な寝心地



CAMDOORさんは最近のキャンプ業界で、コスパ最強のブランドだと思っています。
FIELDOOR 枕付き 車中泊マット 5㎝厚 自動膨張マットレスダブル
厚みが少ない分、収納サイズも小さいタイプ。連結もできてシングル・ダブルで組み合わせられるので家族の人数やテントサイズに合わせて色々選べます。枕付きなのもポイント高。
FIELDOOR エアベッド ダブル
空気のみのマットレス。お安くマットレスを手に入れたいならこのエアタイプです。
キャプテンスタッグ EVAフォーマット ダブル
折りたたみ式なので、サッと地面に広げるだけで設置完了。半分に折りたたんでソロ用にしたり、レジャーシーンでのゴザ代わりになります。
1.4 チェア&テーブル|積載を考えて選ぶ


キャンプで使うチェアやテーブルは、安くても十分使えるものが多いのです。ただし、座り心地や積載スペース、使い勝手を考えると、選び方が重要です。
チェア選びのポイント
- 安価な折りたたみ式チェアが最適
- コンパクトに収納でき、価格もリーズナブル。
- 長時間座るならアームレストがあるものを選ぶと快適。
- 頭で背もたれがあると快適
- 少々かさばるが、頭まで背もたれがあると体を預けやすい。
- ロースタイル or ハイスタイルを決める
- 低いテーブルと合わせるならローチェア。
- ダイニングスタイルならハイチェアが使いやすい。
BUNDOK(バンドック)ラウンジチェア
よくあるアウトドアチェア、このタイプならホームセンターなど、どこでも安く手に入るので入門用におすすめです。
コールマン ヒーリングチェアシリーズ
少々お値段は高くなりますが、個人的にオススメの一品。よくあるフレーム組み立て式のコンパクトチェア、所謂ヘリノックス風チェアのフレーム組立をしなくていいチェアです。ヘリノックスタイプに比べると少々かさばりますが、本体を広げるだけで完成するのでとても楽で、座り心地も抜群。ローバック、ハイバック、ボア付きなどいろいろな種類があります。
テーブル選びのポイント
- ロール式のテーブルが収納しやすい
- 天板が分割されて収納できるので、積載スペースを節約できる。
- 2枚折りの大きなテーブルは収納しにくく、積載の邪魔になりがち。
- 安くても耐久性のあるモデルを選ぶ
- アルミ製やステンレス製なら錆びにくく、長持ちする。
- 熱いヤカンなどを直接置ける耐熱性があると便利。
- コンテナボックスをテーブルとして使う手も
- テーブルを別途用意する必要がない。
- 荷物を減らして省スペース化
deeerest キャンプテーブル
マットブラックで高級感があるのにお求め安い価格。天板がロール式なので収納もコンパクトになります。
トラスコ トランクカーゴ
キャンプ道具を収納してきたコンテナをそのままテーブルとして使えば、テーブルを購入する必要なし。ただし、置けるスペースは限られているので広々と使うのは難しい。
- チェアはコンパクトな折りたたみ式が◎
- テーブルは天板ロール式が積載しやすい
- 2枚折りの大きなテーブルは収納しにくいので注意!
1.5 ランタン|コスパ最強のLEDランタンを選ぶ


ランタンはキャンプの必須アイテムですが、光量や設置場所によって使い勝手が大きく変わってきます。ファミリーキャンプの場合は、安全なLEDタイプがおすすめです。
ランタン選びのポイント
- メインランタンはLEDがコスパ最強
- 燃料不要で長時間使用できる。
- 火傷や火事の心配がない。
- サブランタンを用意すると便利
- 食卓用、テント内用、トイレなどに持ち運ぶ用など、用途に分けて複数用意すると快適。
- コールマンのマルチクアッドランタンなら、取り外して持ち運びも可能。
ランタン設置のポイント
- 高さを出す工夫をする
- 地面に置くだけでは光が届きにくいため、高さを確保することが重要。
- ランタンポールやポールフックを活用して、光が広がりやすくなる。
ランタンは地面やテーブルに置くだけでは光が届きにくいので、ポールやフックを活用して高さを出すと効果的。
ファミリーキャンプ用ランタンについて更に詳しい解説はコチラ↓


コールマン クアッドマルチパネルランタン
取り外し可能な4つのパネルが特徴の多機能LEDランタンです。それぞれのパネルは独立して使用可能で、テント内やトイレ、食卓など異なる場所を同時に照らせます。最大800ルーメンの明るさで十分な光量があり、1台でメインランタンとしても、サブランタンとしても使えます。乾電池式なのでランニングコストには注意。



我が家のメインランタンです。これ1個でなんとでもなるので重宝しています。
Lighting EVER LEDランタン
メインランタンとして使える1000ルーメンという光量を低価格で実現。光量や色調の調節もできるので場所を選ばず利用できます。
2. 予算に合わせて選ぶ調理器具&焚き火グッズ
2.1 焚き火台&BBQグリル
焚き火やBBQを楽しむなら、専用のグリルや焚き火台を用意すると便利。ただし、低コストで抑えるなら工夫が必要。
焚き火台の選び方
- BBQグリル兼用の焚き火台がコスパ最強
- 1つで焚き火とBBQの両方に使える。
- 安価なモデルでも十分な性能を発揮する。
- 使い捨てBBQコンロも選択肢の一つ
- 短時間のBBQなら、1000円以下で使い捨て可能なものもある。
調理手段の代替策
- カセットコンロがあれば焚火台やグリルなしでも調理可能
- 火起こし不要で初心者にも扱いやすい。
- 安全に調理できるので、初心者や子供がいる場合に最適。
キャンプで焚き火を楽しむなら、BBQグリル兼用の焚き火台がコスパ最強。
ユニフレーム ファイアグリル
焚火台とBBQグリルを兼ねる万能アイテムです。ステンレス製で耐久性が高く、直火感覚の焚き火が楽しめるのが特徴。付属の焼き網を使えばBBQグリルとしても利用可能で、食材をしっかり焼き上げます。高さ調整ができないシンプルな構造ながら、収納時はコンパクトで持ち運びも楽々。価格も手頃で、初めての焚き火台として人気のモデルです。
コールマン ファイアーディスク
独特なディスク型の焚き火台で、焚き火とBBQの両方に使える多機能モデルです。丸型のシンプルなデザインで、薪が組みやすく、火が安定しやすいのが特徴。専用の焼き網を使えばBBQグリルとしても活用可能です。3本脚で設置が安定し、組み立てや収納が簡単なため、持ち運びも便利。ソロからファミリーキャンプまで幅広く使える人気アイテムです。
キャプテンスタッグ ヘキサステンレスファイアグリル
六角形のユニークな形状が特徴の焚き火台&BBQグリルです。ステンレス製で耐久性が高く錆びにくいため、長く使えます。六角形デザインにより薪を効率よく組めて空気の流れが良く、安定した燃焼が可能です。付属の焼き網を使えばBBQも楽しめます。折りたたみ式でコンパクトに収納でき、持ち運びも簡単な、コスパの良い人気モデルです。
- コスパ重視なら使い捨てBBQコンロも選択肢!
- カセットコンロ(タフまる)があれば焚き火なしでも調理可能
- 【関連】タフまるの記事(内部リンク)
2.2 調理器具は家で利用しているものや100均で揃える!


調理器具や食器はキャンプ用に新しく買わなくても、家にあるものや100均のものを活用すれば十分です。100均にもプラスチックやステンレス製などの使い捨てじゃない商品も数多く揃っています。



100均商品のクオリティも上がってきているので、僕もよく利用しています。
低コストで揃える方法
- 家にある鍋+カセットコンロで代用可能
- 専用のクッカーを買わずに済むのでコストを抑えられる。
- 100均で揃えられる調理道具
- シリコン製のキッチンツールや、ステンレス製カトラリーなど。
3. キャンプ道具を安く手に入れる方法


3.1 セール&アウトレットを活用
キャンプ道具を安く手に入れるには、セールやアウトレットを活用するのがコツ。Amazonプライムデーや楽天スーパーセールなどのセールでは大幅割引やクーポンが出ているので狙い目。また、キャンプブームが落ち着いてきた昨今では、メルカリなどのフリマサイトや、スポーツ用品店で投げ売りされていることもあるので要チェック。
お得に購入する方法
- Amazon・楽天のタイムセールやクーポンを活用!
- シーズンオフの時期には値下げが多い。
- メルカリやヤフオクをチェック
- ブームが落ち着いて相場が下がってきている。
- スポーツオーソリティやアウトレット店をチェック
- 実店舗ではアウトレット品や展示品、訳あり品が安く手に入る。
3.2 メルカリ・ヤフオクで中古品をゲット
中古市場でも、キャンプブームの落ち着きとともに、過去に抽選販売や転売で入手困難だったアイテムがオトクな価格で出品されていることもあります。



使用に問題ない程度の傷や汚れがあるものが安くてオトク。キャンプ道具はどうせ汚れるので気にしない!
中古品を安く買うポイント
- キャンプ関連商品の相場が下がっているので今が狙い目!
- 新品で買うよりも大幅に安く手に入る。
- 少し傷ありの商品ならさらに安く購入可能!
- 使用には問題ないが、見た目に影響があるものは値引きされることが多い。
まとめ:まずは低コストでキャンプを楽しもう!


「高い商品じゃなくても、家族で楽しめるのがキャンプの魅力!」まずは低コストで始めて、自分達に合ったキャンプスタイルが見えてきてから道具をアップグレードしていくのが賢い選択です!



子どもの成長やライフスタイルの変化、自分の趣味趣向の変化で色々欲しくなってきます。まずは低コストで自分のスタイルを確立するのがおすすめです。
✅ 道具は全部揃えなくてもOK!
✅ 工夫すれば、低予算でもファミリーキャンプデビュー可能!
✅ 寝床と寒さ対策だけはしっかり準備を!
✅ 中古品や100均をフル活用してコスパUP!


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