炎天下のキャンプや車中泊。アクティブに夏を満喫したい人にとって、毎年頭を悩ませるのが「暑さ」です。もちろん自然の中に身を置くのは大好きだけど、正直、涼しさも快適さも諦めたくない!でも、コストも抑えたい・・・。ということで活躍するのがポータブル扇風機。
今回はKEYNICEさんのポータブル扇風機「KN-818」をご提供いただきました!真夏に扇風機だけでは厳しくなってきた昨今、、暑い日にどこまで活躍してくれるのか?実際に使い倒したリアルな感想を、メリット・デメリット含めて徹底レビューしていきます!


Keynice KN-818ってどんな扇風機? 製品概要とスペック紹介

まずは、Keynice KN-818がどんなアイテムなのか、基本情報から見ていきましょう。
項目 | スペック |
---|---|
モデル・ブランド | Keynice KN-818 |
サイズ | 幅 19.2cm × 奥行 14cm × 高さ 26.5cm |
重量 | 約 620g |
バッテリー | 5000mAh (充電時間:2〜3時間) |
連続運転時間 | 弱モード:約20時間、中モード(自動首振り):約8時間、強モード:約4時間 |
風量モード | 弱・中・強・リズム風(自然風モード) |
首振り機能 | 左右自動首振り:約 50度手動首振り:左右 360度、上向き 55度 |
設置形式 | クリップ式(最大 45mm厚対応)・卓上・壁掛け |
充電ポート | USB-C(付属ケーブル) |
首振り機能について
左右の自動首振りはファン後ろ側にあるOSCボタンを押すことで作動します。ここでは上下左右の首振りがどの程度調整可能かご紹介します。

左右は約50度の自動首振り機能付きである程度の範囲をカバーできます。

自動首振り以外にも軸を回せば手動で360度好きに回転させることが可能なので、狙った範囲に風を送ることが可能です。




上下の首振りは手動で55度まで対応。







これだけ調節できれば狙いたい範囲はカバーできます。またクリップと合わせることで本体を横向きに設置して擬似的に上下自動首振りにさせることも可能です。
風量調節・タイマー機能


台座部分にタイマーと風量調節のスイッチがあります。タイマーは2・4・8時間設定、風量は弱中強+リズムの設定が可能です。



各インジケータLEDが1個なので、視覚的に今どうなっているのかがわかりにくいなと感じました。


実際に使ってみた! KEYNICE KN-818 実践レビュー


ここからは、実際にアウトドアシーンでKEYNICE KN-818をどのように活用したかをご紹介します。
車のサンバイザーに装着!車内が涼しい空間に早変わり


車中泊で一番悩ましいのが、車内の暑さ。エアコンをつけっぱなしにするのは騒音問題があるし、かといって暑いのは嫌。そこで試したのが、車のサンバイザーにKN-818をクリップで取り付ける方法です。
涼しい風が顔にあたるだけで、車内のムレ感がぐっと軽減され、自然な涼しさに包まれるような快適さでした。特に休憩中などは、エアコンを切ってKN-818を稼働させることで、燃料の節約になり、騒音も気にならなくなりました。



古いディーゼル車なのでエンジンつけっぱなしは周りの目が気になります・・・。
山の木にクリップ!タープ下が快適なリビングに


山でのキャンプでは、タープの下が日中のメインスペース。それでも日差しが強い日はやっぱり暑いんです。そんな時、KN-818をタープの柱や近くの木の枝にクリップで固定してみました。
左右自動首振り機能をオンにすると、タープ下に涼しい風が循環。熱気がこもらないのでそれなりに快適に過ごせました。これまで汗だくで過ごす夏キャンプはやりたくない、というのが正直なところですが、タープで日陰を作り、扇風機で風を送るとそれなりに過ごせる「アウトドアリビング」が実現しました。



暑い日はベビーカーに取り付けることで子供の熱中症リスクを下げられそうです。
卓上でゆったり。リズム風で作業もはかどる


アウトドアでの休憩中や、料理をする時にも大活躍でした。テーブルの上に置いて、リズム風(自然風モード)に設定すると、心地よい風が吹いてきます。ずっと同じ風が当たるのではなく、風量が変化することで、体感的に涼しく感じるだけでなく、長時間使用しても体が冷えすぎないのが嬉しいポイントでした。



料理中は火を使うので、扇風機があるとないでは大違い。焚き火への送風にも便利でした。
500mlペットボトルより軽い!持ち運びもラクラク
「ポータブルファン」と聞くと、重くて持ち運びが大変そう…と思う方もいるかもしれません。でも、KN-818は約620gと軽量なんです。イメージとしては、500mlペットボトルよりも少し軽い程度。バックパックに入れてもほとんど負担を感じず、どこへでも気軽に持ち運べるのは、アウトドア好きにはたまらない魅力ですよね。
メリット・デメリットを徹底分析! 読者視点で正直レビュー


実際に使ってみて感じたKeynice KN-818のメリットとデメリットを、読者の方の視点も交えながら正直にお伝えします。
✅ ここがすごい!Keynice KN-818のメリット
- 多様な設置方法で自由度が高い! クリップ、卓上とシーンに合わせて設置方法を変えられるのは本当に便利です。車内、タープ下、テント内、そして自宅のキッチンなど、どこでも使える汎用性の高さが◎。
- USB-C充電で再充電もラクラク! USB-C充電なので手持ちの製品との互換性が高い。どんなガジェットでも言いますが、USB-Cポートじゃない時点で最近は選択肢から外れてます。
- 長時間バッテリーで山でも安心! 弱モードなら約20時間もの連続運転が可能。一泊二日のキャンプや車中泊でも、途中でバッテリーが切れる心配がほとんどありません。万が一の時にも安心感があります。
- 価格と機能のバランスが抜群! 約4,000円台という価格で、これだけの充実した機能が搭載されているのは、まさに「高コスパ」と言えるでしょう。初めてのポータブルファンとしても、手軽に試しやすい価格帯だと思います。
❌ ここが惜しい!Keynice KN-818のデメリット
- 風量インジケーターが色表示のみで分かりにくい時がある 風量モードを示すLEDインジケーターが色のみで表示されるため、例えば「今、どのモードになっているんだろう?」と直感的に分かりにくい時がありました。欲を言えば、視覚的に「弱」「中」「強」といったスイッチ表示があれば、もっと使いやすかったなと感じます。
- モバイルバッテリー代替機能なし 「10000mAhくらいのモバイルバッテリーとしても使えたら最高なのに!」というのは、ちょっと欲張りかもしれませんが、災害時や緊急時にも役立つので、そういう機能があればさらに活躍の場が広がるのになと思いました。
- 重量約620gは手持ちには少し重いかも バックパックに入れて持ち運ぶ分には問題ありませんが、ずっと手に持って使うには、約620gという重量は少し重く感じるかもしれません。手持ち扇風機としてメインで使う方には、もう少し軽量なモデルが良いかもしれませんね。
こんな人におすすめ


実際に使ってみて、Keynice KN-818は期待以上の活躍をしてくれました!
こんな人にKeynice KN-818がおすすめ!
- キャンプ、車中泊、登山など、屋外や車内で軽快にポータブルファンを使いたい人
- 多様な設置方法で、様々なシーンに対応できる扇風機を探している人
- USB-C充電で、手持ちのモバイルバッテリーなどを活用したい人
- 長時間バッテリーで、電源のない場所でも安心して使いたい人
- コスパの良いポータブルファンを探している人
こんな人にはあまりおすすめしません
- 卓上での使用がメインで、もっと広範囲に風を拡散させたい人(より大型の卓上扇風機がおすすめ)
- 扇風機機能と同時に、モバイルバッテリーとしても兼用できる製品を求めている人


まとめ:アウトドア活用アドバイス!快適さを長続きさせるコツ


せっかくKN-818を手に入れたら、ぜひ以下の活用アドバイスも参考にしてみてください。より快適に使えるはずです。
- 低モード+首振りモード設定で電池持ち最長! 特に一晩中使いたい車中泊や、日中の休憩中に長時間使いたい時などは、一番電池消費の少ない「弱モード」と「首振りモード」を組み合わせるのがおすすめです。体感温度も下がりますし、バッテリーも長持ちしますよ。
- クリップは枝・タープの梁・車のバイザーなどどこでもOK! KN-818のクリップは、様々な場所にしっかりと固定できます。使う場所に合わせて、一番効率よく風が届く場所を見つけてみてください。
- USB-Cモバイルバッテリーから充電可!現地充電もできる アウトドアで電源がなくても、モバイルバッテリーがあれば現地で充電が可能です。私はいつも予備のモバイルバッテリーを携帯しています。
- 定期的に羽根カバーのホコリ掃除が快適さ長続きの秘訣! 使っているうちに、羽根カバーにホコリが溜まって風量が落ちたり、異音の原因になることがあります。定期的にカバーを外して、羽根やカバーのホコリを拭き取ることで、快適な風量を長くキープできますよ。
KEYNICE KN-818は、手軽に持ち運べて、どこでも涼しい風を送ってくれるこのポータブルファン。今年の夏のアウトドアを、もっと快適に過ごしたいなら、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。


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