キャンプ好きの30代パパの僕が、デリカスターワゴン(Q-P25W)に乗って半年が経ちました。家族でのアウトドアライフを満喫するため、そして「ネオクラ車に乗りたいけど家族で使えるか不安」という同世代のパパたちの参考になればと思い、リアルな使用感をお伝えします。

なぜスターワゴンを選んだのか?FJクルーザーから乗り換えた理由

僕の車遍歴とクロカン乗りたい欲
実は僕、長年30年以上前に発売されたVolvo240に乗っていたこともあり、現代の快適装備にはそれほど興味がありませんでした。ランクル70の再再販を気に「本格的なクロカン車に乗りたい」という思いが強くなり、70の抽選で申し込むも見事に落選。
その後、クロカン欲がとまらず、今を逃すと嫁さんからの許可がでなさそうな気がして、リセールバリューの良さそうなFJクルーザーを購入したんです。発売当時から「装備が古い」などと言われていましたが、Volvo240乗りの僕には十分すぎる快適さ。見た目もランクル40ライクなかっこよくもカワイイ感じで気に入っていました。しかし・・・。
FJクルーザーで気づいた「自分の本当のニーズ」

ただ、毎日乗っていてもしっくりこず「僕が求めてるものじゃないかも…」と感じ始めたんです。子供の乗り降りは観音開きドアで少し手間でしたし、思ったより荷物を積むことができないということもありましたが、そこが大きな問題というより、乗り込んで運転していても自分の車じゃないような感覚が続いていました。
結果的にFJクルーザーに乗り始めて9か月ほど。380万円で買ったFJを370万円で売却。リセールが良く、ほぼタダ同然でクロカンを楽しめました。トヨタの四駆は価値が落ちづらいので買いやすいですね。

スターワゴンを選んだ決め手

そして次に選んだのがデリカスターワゴン。決め手は以下の通りです
- 荷物を積む必要が出てきた(キャンプ道具の増加)
- 車中泊がしたい(家族でのアウトドア拡張)
- 見た目がかっこいい(ネオクラ車としての魅力)
- 本格四駆(クロカン性能への憧れ)
- 今乗らないと弾がなくなりそう(希少性)
- リセールがこれ以上下がらなさそう(輸出需要で上がる可能性)
何より「普通のミニバンは嫌、キャブオーバーの車に乗りたい」という強い思いがありました。
えるやんキャブオーバー車は職業柄ハイエースにずっと乗っていたので視界の良さや運転のしやすさに魅力を感じていました。
半年乗って分かった!スターワゴンの「ここが良い」5つのポイント
1. キャブオーバーならではの積載性は圧倒的


普通のミニバンより荷室が広いのは本当に助かります。キャンプ道具一式を積んでも余裕があり、家族4人の荷物も問題なし。
ただし、サードシートはタンブル式で前に折りたたむ方式なので、大きい荷物を載せる時に邪魔になることも。不要なら外して4ナンバー化も検討できます。今の車はサードシートが両サイドに跳ね上げ式だったり床下格納式が多いので荷物の積載に制限が少ないです。
2. セカンドシート回転で対面スタイルが楽しい
バブル期ならではの贅沢仕様!家族で向かい合って会話できるのは、現代の車にはない魅力です。セカンドシートを回転させれば応接間の様なスペースのできあがり。車の中で家族で向かい合ってご飯を食べたりすることも可能。子供たちも喜んで使っています。
3. 高い車高と良好な視界で運転しやすい
地上高が高いので大きく見られますが、意外とコンパクトサイズ。グレードによって若干サイズは異なりますが
全長4,485mm、全幅1,695mm、全高ロールーフ1,950mmハイルーフで2,090mm程度
全長は今のミニバンサイズですが、全幅は狭めになっています。ハイルーフ車でも高さ2.1m制限の駐車場に入れます。
4. ディーゼルは燃料代が安くて助かる
燃費は街中8km/L以上、長距離で9-10km/L。今の車より燃費は落ちますが、軽油なのでランニングコストが抑えられます。ガソリン代高騰の今、この差は大きいです。ちなみに、知人のガソリン仕様のハイエースだと5km/L前後とのことでした。
5. 独特のデザインで所有満足度が高い


キャンプ場で「この車なんですか?」と声をかけられたり、コンビニで三菱好きのおじさんから声をかけられることが多く、所有の満足感が高いです。子供も「パパの車かっこいい」と自慢してくれます。当時仕様のスターワゴンもカッコいいんですが、ゆくゆくはフロントスペアタイアでアースカラー全塗装も検討しています。
正直に言います!スターワゴンの「ここが残念」5つのポイント


1. パワー不足・出足のもっさり感・黒煙問題
Q-P25Wの2.5Lディーゼル(4D56)は85PS/196Nmと控えめ。坂道や合流でのパワー不足は否めません。このスペックで2tの車体が動き出すのにはかなりもっさり。交差点での右折や合流は余裕を持って対応しています。ただ、個体の問題なのか燃調系の調整不足か、朝一は割と軽快に動くのでメンテ次第では改善しそうな気がしています。黒煙も多く出るので燃調系の調整か部品交換が必要かもしれません。
とりあえずワコーズのヒューエルワンを入れながら様子見して、燃料フィルターの交換も検討中です。エンジン清掃までいくと結構な金額になりそうです。
↓で書いていますがやはりEGRの問題でした。
2. ディーゼルエンジン音がうるさい
ディーゼルは今でもガソリン車に比べると音が大きくドドドド、カラカラ鳴っていますが、スターワゴンのエンジン音は今のハイエースのディーゼルと比べてもかなり大きいです。閑静な場所では駐車場でアイドリングしているだけでも気を使います。
3. エアコン性能が昭和基準
昨今の夏は加減知らずでめちゃくちゃ暑くなっていますが、エアコンの性能は昭和の気温基準の性能です。効きが弱く、夏場はマックスにして走行しているとギリギリ大丈夫かなという感じ。乗り込んでからエンジンスタートしてエアコンの冷風が車内に回るのに、今の車よりも時間がかかります。
使用しているガスも古い規格なので補充にはレトロフィットをして今の基準のガスが使えるようにする必要がある場合もあります。
4. 乗り降りのしにくさ
ハイエースなどキャブ車全般に言えることですが、キャブオーバー&高座席なので、運転席と助手席への乗り降りに慣れが必要。ステップに足をかけて車内の持ち手を持って「よっこいしょ」と体を持ち上げて乗る感じ。女性や高齢者には優しくないです。ただし、視点が高くて視界は広いので一長一短です。
リアは低い位置に床があってステップもあるので乗り入れ簡単です。
5. 両側スライドドアじゃない不便さ


昔のワゴンなので片側(左側)にしかスライドドアがありません。今のミニバンは両側スライドドアが当たり前なので、駐車場所によっては子供の乗り降りが不便です。現行ハイエースワゴンも同様ですが、やはり現代のファミリーカーと比べると劣る部分ですね。
6. 良くも悪くも目立つ
キャンプ場や駐車場で声をかけられることが多いのは嬉しい反面、目立ちすぎるのが気になる時もあります。普段使いで友人知人にどこで何をしてるかがすぐバレます。
他車比較
正直、好きな人しか買わないと思うので今の車と比べてもという感じですが、一応比較してみました。現代の車に慣れ親しんだ人は普通にハイエースとかデリカD5の方が満足度は高いのではないでしょうか。
ただ、ここまで読んでいただいている方は、それ以上にスターワゴンのデザインなどに魅力を感じているのではないでしょうか?だったら背中を押して仲間になってほしいところです笑
| 車種 | 馬力 [PS] | トルク [Nm] | 燃費 | 燃料 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| スターワゴン Q25W | 85 | 196 @2000rpm | 8–10km/L | 軽油 | 積載◎/音×/レトロ感が強い |
| ハイエース(2.5L) | 102 | 260 @1600-2400rpm | 約10km/L | 軽油 | パワー・静音性良/サイズはやや大きめ |
| ノア(2.0Lガソリン) | 140–155 | 192–202 @4000rpm | 約12–14km/L | ガソリン | 快適・静か・万人向けのファミリーミニバン |
| デリカD:5(2.2Lディーゼル) | 145 | 380 @2000rpm | 約13–15km/L | 軽油 | ミニバンの走破性◎/現代的装備充実 |



数値で見ると、スターワゴンは確実に劣っています。でも、この車の魅力は数値では測れない部分にあるんです。
気になる維持費とメンテナンス事情
年間維持費の実際
僕の場合の年間維持費(概算):
- 自動車税:51,700円(3ナンバー2.5L + 重課税15%増し)
- 車検費用:15万円前後(2年に1回)
- 任意保険:6万円前後(車両保険込み・年齢等級による)
- 燃料代:月15,200円程度(燃費8.2km/L、軽油125円/L、月1,000km走行として)
現代のミニバンと比べて飛び抜けて高いわけではありませんが、古い車なのでメンテナンス費用は急に出てくるので別途覚悟が必要です。
エンジンオイル漏れてるなーとシーリング修理してもらったら別で冷却水の漏れが判明したりしました。
よくある故障箇所と対策
半年間で実際に経験・気になったポイント
- 燃料系統:燃調不良で黒煙、要清掃・調整
- エアコン:効きが悪い、ガス補充やレトロフィットが必要
- 駆動系:AT周りが壊れやすいとのこと
- 電装系:古いので接触不良が起きやすい
パーツの入手性
廃盤パーツも多くなってきていて、補修箇所によってはワンオフでの制作や部品取りの必要がでてきます。台湾など海外ではマイナーチェンジを続けて長年生産されていたので互換パーツがあることもありますがエンジンや駆動系周りは年々減ってきていそうです。ヤフオクなどで部品取りパーツを出品されているものがあるので、壊れやすい部品は先に確保しておいたほうが安全。
また、古い車に詳しい整備士がいる工場を見つけておくと安心です。僕はネットで見て滋賀から群馬までとりにいったので購入したショップで整備に出すことが難しく、新たに三菱に強いショップを近くで見つけてお願いしています。
購入価格と中古車相場
弾数も減ってきて、値段はなかなか落ちない印象です。
注意したいポイントが、この手の古い車のボディだけを今風にキレイにして、中身がボロボロの車を販売しているところがあるというところ。ここでは特定の名前は出しませんが、カーセンサーやグーネット以外にもgoogle口コミなども見て判断した方が良いと思います。
現在の相場感(2025年7月時点)
- 程度良好車:150万〜250万円
- そこそこ車:100万〜150万円
- 要整備車:50万〜100万円
走行距離10万km以下で程度の良い個体は200万円前後が相場。僕は走行距離13万kmの個体を諸経費込み車検込みで170万円で購入しました。
購入時の総額目安
車両本体価格に加えて
- 諸経費:10万〜30万円
- 修理費:10万〜50万円(程度による)
- カスタム費用:お好みで
どの程度の品質のスターワゴンに乗るかによりますが、総額150万〜250万円は見ておいた方が良いでしょう。
家族の反応は?リアルな使用シーン
嫁さんの反応
車にほとんど興味のない嫁さん。今までの愛車遍歴から後ろが広い車に乗ってこなかったのが幸いしたのか「今までで一番乗り心地が良い!」との感想。セカンドシートはキャプテンシートなのでとても快適そうです。
見た目に関しては「おっさんの車やん」とのことで、ノーマル維持のスターワゴンの価値には気づいてもらえず。
子供たちの反応
4歳の息子はそれなりに気に入っている模様で、助手席が定番の座席に。ただ、自分で乗り降りするにはちょっとキツイので僕の腰に負担がかかります。
グリルガードに座ったり、一緒に車中泊したりで楽しめています。
日常使用での実際
- 保育園送迎:あの子の車だ、と一瞬でバレる
- 買い物:積載性◎、意外とコンパクトなので取り回しもいい
- 家族でお出かけ:高い着座位置で子供たちも景色を楽しめるが後席の窓がほぼ開かないのが✕
オフロード性能
パートタイム4WD
4WDは必要に応じて切り替えるパートタイム4WDで、2H,4H,4Lと必要に応じて切り替えるタイプ。今ではジムニーやランクルなど本格オフローダーのみの搭載。
僕の乗っている型式はオートホイールハブなので車内のレバーのみで切り替え可能。ただし、走行中にいきなり切り替えられないので必要そうな時はあらかじめ繋いでおいてから、2WDと4WDを切り替える必要があります。FJは走行中でもすぐに切り替えられたんですけどね。
同世代パパへのリアルアドバイス
実用面で言うと今のミニバンの方が絶対にいいので、正直なところ説得は簡単ではありません。再再販のランクル70の時もそうでしたが、嫁さんをいかに説得するかが最大の鍵です。
家族を説得した方法
- 乗り換えの金銭的メリット:「FJが高く売れて、スターワゴンは200万円も安い」「実質的に安く済む」
※ただし、FJはリセールが良い車だったので、他の車からの乗り換えではこの論法は使えません - 税金は割増だけど軽油で相殺:「古い車で税金は上がるけど、軽油だから燃料代は安い」
- 今しか買えない希少性:「程度の良い個体はどんどん減っている」「価格が落ちにくい」
- 維持費の現実を正直に伝える:嘘をついても後でバレるので、メンテ費用の話は最初にする
- 男のロマンへの理解を求める:「一度は乗ってみたかった車」「ストレス発散になるから家族サービス頑張る」
うちの場合は、FJのリセールが良かったので「実質200万円浮くならいいよ」って感じでした。でも、普通の車からの乗り換えだとこの論法は使えないので、希少性や男のロマンで攻めるしかないかもしれません。乗れればいいよという感じの方なら逆に通しやすいかも・・・?
購入前の必須チェックポイント
- エンジンの調子:アイドリング、吹け上がり、排気煙の色
- ミッションの状態:4WDの切り替え、ギアの入り具合
- 足回り:異音、ガタつき
- 電装系:ライト類、エアコン、パワステ
- 販売店の信頼性:Googleクチコミ必須チェック
「やめておけ」と言いたい人の特徴
- 快適性最優先の人:今のミニバンの快適さを求める人
- メンテナンスが嫌いな人:古い車は手がかかります
- 近所の目を気にする人:良くも悪くも目立ちます
- 奥さんが完全に反対している人:家庭の平和が一番大事
- 予算に余裕がない人:購入後のメンテ費用は必須
半年間の総括:スターワゴンはこんな人におすすめ
おすすめできる人
- ネオクラ車が好きな人
- 人と違う車に乗りたい人
- キャンプ・アウトドアが好きな人
- 多少の不便さを楽しめる人
- メンテナンスを楽しめる人
おすすめできない人
- 快適性を重視する人
- 静粛性を求める人
- パワフルな走りを求める人
- メンテナンスが面倒な人
- 目立ちたくない人
中古車購入時の注意点:見た目だけに騙されるな
カスタム車両の落とし穴
最近は今っぽいカラーに全塗装してカスタムした中古車も多く出回っています。確かに見た目はかっこいいのですが、店舗によっては「ガワだけキレイにして中身がボロボロ」なんてことも。
僕が実践した購入時のチェックポイント
僕はできるだけ純正でいじってなさそうな個体をネットで探して購入しました。その際に気をつけたのは
- カーセンサーやグーだけじゃなく、Googleの口コミも必ずチェック
- 販売店の評判を事前に調査
- 純正に近い状態の車両を優先
- エンジンやミッションの状態を重視
見た目のかっこよさに惑わされず、機関系の状態を最優先で判断することをおすすめします。
今後のカスタム計画
この昭和平成バブルのカラーも気に入っているのですが、フロントにスペアタイヤをつけて今風のソリッドカラーにしてみたいとも思っています。でも、まずは機関系のメンテナンスを優先ですね。
まとめ:不便さも含めて愛せる車
半年乗った正直な感想として、スターワゴンは「不便さも含めて愛せる車」だと思います。現代のミニバンと比べれば劣る部分は多いですが、それを補って余りある魅力があります。
特に家族でのキャンプやアウトドアでは、その存在感と積載性で大活躍。子供たちも「パパの車」に愛着を持ってくれています。
「普通のミニバンには乗りたくない」「でも家族で使える車が欲しい」という同世代のパパたちには、選択肢の一つとして十分アリだと思います。
ただし、購入前にはしっかりと試乗して、家族の理解も得てから決めることをおすすめします。僕のように「不便さも含めて楽しめる」という覚悟があれば、きっと満足できる一台になるはずです。
車の買い替えを検討中の方へ 今の愛車の査定額が気になる方は、一括査定サービスの利用がおすすめです。複数業者の比較で適正価格が分かり、スターワゴンのような個性的な車への乗り換え資金作りに役立ちます。
中古車探しなら カーセンサーやグーネットでの検索はもちろん、販売店のGoogleクチコミも必ずチェック。特にスターワゴンのような旧車は、販売店選びが成功の鍵になります。




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